モンスター井上尚弥 反則で勝利!?

 井上尚弥、試合開始70秒最初のワンツーでKO勝利!
以前、同門のミドル級世界チャンピオン・村田諒太が「あんな風にボクシングの才能を全てを完璧に持っているなんて、井上尚弥は絶対反則ですよ!」ってテレビでコメントしていたのを思い出してしまいましたね。

 スーパーフライ級では、ロマゴンが敗れるという波乱で、結局ロマゴン始めシーサケット、エストラーダという強力なライバルとの対戦が実現せず、一部では「本当にモンスターなのか?」という声も聞かれました。

 減量がきつくなってバンタムに転向するのは予定通りだったのですが、WBAのチャンピオン・マクドネルに挑戦した試合は、チャンピオンが減量失敗で前日軽量でフラフラ。当日も本調子でないのは明らか。当然のごとく1ラウンドでケリをつけ「井上はすごい」と云われましたが評価が上積みされるような試合ではありませんでした。

 WBSSに参戦し、今回の強豪パヤノ戦を迎えその真価が問われる試合だったのですが、何と云って良いのか言葉が見当たりませんが、井上の真価は今回も評価しずらい試合になってしまいました。それは何時にもまして慎重に立ち上がったように見えた井上ですが、最初に出したワンツーが見事に決まりすぎてそのままKOストップ。井上尚弥の何をどう評価していいのかわからないのです。

 

 で、思い出したのが村田諒太の言葉「尚弥は反則です!」という言葉。
 体重制を採用し、可能な限り同じ条件で戦うというボクシングのルールを、あざ笑うかのような井上尚弥の強さは、言葉通り『モンスター』。
 こんな「評価できないほど強い」というのは評価でも何でもない戯言ですが、一時期のパッキャオやメイウェザー、タイソンなど歴代のスーパースターは確かに誰も勝てないだろうという『モンスター』であったことは事実。
彼が『モンスター』のままWBSSのトップに立ち、日本人初のスーパースターと呼ばれる日が来ることを大いに期待しています。


コメント(2)

  1. reporterより 

     次の相手はロドリゲスとモロニーの勝者だけど、おそらくロドリゲスが残る。そしてロドリゲスが今回のWBSS最強の相手だろう。いま世界のボクシング界は変革期にあり、みんながロマチェンコの強さを見てあのスタイルを学んでいる。モロニーもそうだがロドリゲスも明らかにロマチェンコのスタイルを学習していてモロニーより完成度が高い。左右に動きながらその間にどこからでもスムーズにパンチが出てくる。彼は強い。
     だが井上尚弥も強い。この試合は前後に出入りするタイプの井上と左右に動くロマチェンコタイプのロドリゲスの闘い。今は天才ロマチェンコの登場で左右タイプが優勢になっているが、いつの時代も新しい戦法にはさらに新しい戦法が登場する。井上がその答えを見せて勝つだろうと思っている。

  2. reporterより 

    ロドリゲスとモロニーは判定でロドリゲスの勝利に終わった。井上尚弥も観戦に行ったが、どうやら自分の敵ではないと判断したようだ。確かに凡戦だったようだが、実力が拮抗した場合に凡戦に見える場合がある。ボクシングというのは組み合わせでガラッと変わるから要注意。でも井上優位は確信に変わったようです。
    となればWBSSの決勝は井上尚弥とテテとバーネットの勝者。テテが出てきそうな予感がします。テテに勝てばもはや敵なしのモンスター。スーパーバンタムに移った方がいいかも。

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