男の時代の始まり
アメリカの大統領選の投票日のテレビ番組で面白いものを見た。
日本で活躍しているアメリカ人タレントのパックンやデーブスペクター、そして今は日本の芸能界を引退してアメリカに住んでる野沢直子等の反応である。
つまり我々よりはるかに米国の内情に詳しい人達の反応である。
その時点で日米全てのメディアが、「前々日のFBIの発表でクリントン氏の優勢が確定した」と報じていた。
パックンと野沢直子は一様に「トランプが当選したらどうしようかとドキドキしていた。クリントンが勝つと聞いてほっとしている」彼らの言葉には本当に恐怖に怯えていた様子が見て取れた。
直接見てないのだがデーブスペクターは番組の中で「トランプでもいいじゃないか」という日本人コメンテーターに激しく反発したという。日本人では左翼やリベラリスト達が恐怖の悲鳴を上げていたようだ。
これはわたしの憶測だが、どうやら彼らは「トランプの登場で一挙に世界戦争の悪夢が現実になる」と危惧していたようだ。自分の死を目の前に突き付けられたような錯覚を起こして恐怖したのだろう。
なにせ、
「原発は危険だから全てすぐ廃棄しろ」
「憲法を変えたら戦争をする国になる」
「死刑廃止。人を殺したがる馬鹿どもを許すな」
「生活保護でパチンコして何が悪い」
「日本から米軍基地をすぐになくせ」
これら全て『人権を守れ』という掛け声の下で、「ミンイ様のお通りだ!頭が高い!」とばかりに、日本国と日本人を好き放題ののしってきた人権派リベラリストの皆さんの旗印である。彼らにとってどれほど命が惜しいかすぐに判る。
わたしも命が惜しくないわけではないが、それにしても「原発・改憲・死刑・人権・基地」というワードに、ここまでヒステリックに反応するほどナイーブではない。
お優しいことである。「暴力はダメよ」「話し合えばわかるから」「「命は地球より重いのよ」
誤解されては困るが、戦後70年は人間の優しさに期待した『女性の時代』だったのだろう。
先進国では男たちはみな女性のような優しさを学んで成長した。それは確かに一つのエポックだったのだろう。
だがその結果、世界中にリベラリストが溢れ当然の如くポピュリズムに支配された。
鳩山由紀夫は『友愛』と『米軍基地を国外に』と説き日本を混沌に陥れた。
その後遺症で、いまだに沖縄県民を偽善者たちの前に立たせ続けている
『核廃絶』と演説しただけでノーベル平和賞を貰ったオバマ米国大統領は、
クリミアでロシアを、中東でISを、アジアで中国と北朝鮮を、
全て『攻撃』ではなく『口撃』だけで解決しようとしたが悉く失敗した。
プーチン、習近平、金正恩、イスラム狂信徒を前にして、超大国の人権派リベラリスト大統領は、自分の無力さに打ちひしがれたまま身を引こうとしている。
『女性の時代』は役割を終え次の時代が始まるのだ。
『人はパンのみに生くるにあらず』
物質と命だけを見つめ一応の平和を得た時代が限界を迎えつつある。
今『女性の時代』をへて、新しい時代を男たちが創る『男の時代』が来たのだ。
『男の時代』それは物質主義を廃し、新たな哲学の基に精神性を復活させ『エゴを克服する新世紀』になる。
人権派リベラリストは、
「自分の命が一番大事」と云ってはばからないノー天気なお花畑頭脳か、
悪意を持って大衆を欺くのに『人権』を掲げることで正義を装う人たち、このどちらかでしかない。
今回のトランプ氏の当選はリベラリストへの反撃ののろしなのだ。
武力の戦争ではない。『女性の時代』でそれは否定された。
『無知と錯誤による悪意と偽善』への戦いが始まるのだ。
そこに現れたのが、本音を隠さないトランプとドゥテルテという先兵なのである。
恐れることはない。新しい時代は常に不安を伴う。
命は大事である。それでいい。しかし覚醒の時が来たのだ。
命が大事と云いながら「自分の命だけ」という偽善は捨てなければならない。
他人の命も自分の命と同じように大事にしなければならない。
そのためには
『命より大事なものがある』ことを知る、
それが『男の時代』なのだ。
期待されたオバマ氏が何の成果も残せなかったどころか、落ちぶれた国になってしまった反動でトランプ氏の勝利が有ったのかもしれませんが、反対に今度は期待されていないトランプ氏が少しでも成果を上げれば評価されるのではないでしょうか。
選挙戦略の過激発言が、当選後にはピタリと止んだのがその前兆かもしれませんねぇ!
最初の投稿で野沢直子さんを兵頭ゆきさんと勘違いしていました。現在訂正させていただいてます。
失礼しました。
トランプ氏の当選、見事に予想が当たりましたね!
『男の時代』の幕開けも当たりますように!