この北朝鮮の急速な核兵器・大陸間弾道弾の開発スピードはどうだ？
これほどまでに急速な開発は超大国並みのスピードといっていいのだが、北朝鮮のどこにそんな技術開発や経済力があるのだろう？

考えられる理由は、中国かロシアが裏で技術と資金を提供している以外にはありえない。

北朝鮮に協力している国はどんな戦略的意図を持っているのだろう？
どうみても北朝鮮というトラを野に放ち、その隙（すき）をついてアメリカ（および日本）の弱体化を図り、覇権（中国）か経済回復（ロシア）を手にしようというものだろうが、この馬鹿げた妄想がついに自分たちの頭上に死の灰を撒き散らすことになるかもしれない。

もはやロシアも中国も刃物を手にした気違いのごとき北朝鮮にうかつに手をだせなくなった。
飼い犬に手を噛まれるとはまさにこのことか。

それにしても、ここまで世界秩序をガタガタにしたあのオバマという男は、ただ『余人にまねのできない巧みな演説』しかとりえのない大統領であったことに気づいたのはいつだったのだろう。
彼に早々とノーベル平和賞を与えた愚かな人達にその点を問いただしてみたい。

その地位が地位だけに日本のルーピーとは比べ物にならない災厄をもたらした。
中東のＩＳＩＳ、シリアの混乱、テロの頻発、中国の南シナ海進出、ロシアのヘゲモニー回復そして北朝鮮の核武装。
すべて彼が口先外交に終始した結果である。彼には１００年後、ヒトラーを超える『史上最低の指導者』という評価が下されるかもしれない。

そのあとを受けたトランプはいまだその正体は明らかではない。
愚者か愚者を装う賢者か？願わくは後者であってほしいものだが・・・。

それにしても『核兵器を手にした狂気の独裁者』というまるで悪夢の小説のような出来事がアジアに生じるとは、日本はつくづく世界の命運にかかわらざるを得ない国ということか。

今の日本人にその覚悟が持てるかなあ・・・・