2023年1月14日

井上尚弥、背水の陣?

 バンタム級で全4団体のベルトを持つ井上尚弥がそれらをすべて返上しスーパーバンタム級に挑むことを会見で表明。
別に返上しなくてもSバンタム級で試合することはできる。
現にSバンタム級で2本のベルトを持つフルトンはタイトルを保持したまま次戦では一つ上のフェザー級で戦う。

かつてSバンタムで覇権を争っていたフルトンとフィゲロアは
「まるで井上との対戦を恐れている」かのようにフェザー級に移行している。

 最初はそう思っていたのだが、それは私の大きな勘違いだったかもしれない。
なぜなら井上の決意表明と同時に、Sバンタム級での対戦相手として『ライ―ス・アリーム』の名前が挙がったからだ。
初めて聞く名前だったので調べてみると、32歳と遅咲きながら20戦20勝(12KO)の無敗。
一時WBAのSバンタム級暫定王者を獲得していて、フィゲロアへの次期挑戦者の資格があった強豪。
ところがWBAが暫定王者制度を破棄するという形で挑戦資格をう。結局フィゲロア戦は消えてしまった。

 

これはおかしい。
これほどの強豪が、Sバンタム級のもう一方の雄アフマダリエフとの対戦も話題にならない。
井上の『モンスター』に対し『ビースト(野獣)』という別名を持つ強豪がどれほどのものか?
ネットで探してみたら数は少ないがあった。

 何と言えばいいんだろう?タイプはオーソドックスだがスタイルは荒々しい井上尚弥?
こりゃあ確かに強い。フルトンもアフマダリエフもフィゲロアも逃げたと言われてもしかたない。

なるほどねえ、こんな隠し玉があったのか!
井上尚弥と潰しあいをしてほしかったんだ。

 

そして井上尚弥がチャンピオンベルトを返上した理由も判った。
バンタム級のタイトルを持ったままなどというなまっちょろい考えでは勝てないと考えたのだろう。

その心意気や良し!勝てば一気にSバンタムの真の王者だ!

 心配はただ一つ。
長年タイトルマッチを希望しながらお預けを食らってきた『野獣の飢え』だ。
アリームにとって『千載一遇のチャンス』であることは間違いない。
すでに功成り名を遂げた井上との違いは『願望!』そこだけだろう。

ライ―ス・アリーム恐るるべからず、されど侮るべからず!
新生・モンスター『井上尚弥』のパワーは、必ずSバンタム級も制覇するだろう。

バトラーには悪いが、統一戦とはいえ地力が違い過ぎて面白くなかった
だが今度の試合はどう転んでもスーパーファイトになる。

よく見るとSバンタム級は意外と強豪が少ない。なら、
「チマチマと4本のベルトを集める手間が省けた」
そう考えて一気呵成に事実上の統一王者を目指せばいい。ファイト!


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