2021年1月25日

『B.B.』

 米国の大統領選挙で、『国家』が企業や一部特権階級の欲望によって蹂躙されるのを見た。
近代国家の基礎は民主主義にあったのでこれは民主主義が否定されたのと同義である。


 あとに何が残るのか。それは中国を見ればわかる。共産主義(共産党)という政治的利権集団による大衆支配である。
共産主義とは何か?誰も語らないが共産主義とは人間の動物的側面しか見ようとしない集団である。そしてその醜さを覆い隠すために都合よく『人権』をつまみ食いする利権集団である。
 これまでリベラリストやポピュリストと呼ばれてきた人々は『共産主義』を唱えないだけの経済的利権集団である。
これらの利権集団を何と呼べばいいのだろう。

ジョージ・オーウェルの小説『1984』にならって
『ビッグ・ブラザーズ(B.B.)』とでも呼ぼうか?

 

 アメリカという民主主義国家は知らぬ間に、クリントンやオバマといった政治家、そして古い金融資本家や新しい巨大IT企業家という『B.B.』達によって少しずつ蝕まれてきた。
大衆は、環境問題や人権・ポリコレなどと云った綺麗事を口にする獣たちが、その後ろ手で利権をむさぼっていることに気づかぬまま、今回の大統領選挙でついに一線を越えてしまった。

中国は『B.B.』と手を組みアメリカを支配したつもりになっているが、アメリカはもはや国家の抜け殻でしかない。
これまでは法に縛られない中国がやりたい放題で圧倒的に有利であったが、新たに登場した『B.B.』は中国がしがみつく『国家』にさえ縛られない。

より凶悪なアナーキスト『B.B.』の前では、
中国さえなす術なく飲み込まれるだろう。

 

少し遅いがこれが今年の初夢です。いや正夢か。

 

 

 


コメントする

投稿前の注意

  • 他の人に不快感を与える投稿や誹謗中傷するようなコメントはおやめください。
  • コメントを投稿する前によく読みなおして投稿しましょう。
  • コメント欄に入力できる文字数は500文字までとなります。