驚愕 朝日新聞の天皇制打倒!
朝日デジタルの『論座』のコンテンツに
天皇制と闘うとはどういうことか
という論文が掲載されている。元々は航思社から出版された書籍からの引用で、筆者は菅孝行という評論家・劇作家だというが世間知らずで申し訳ないが初めて聞くお名前である。まあよくある若いころに左翼思想にかぶれた演劇界に巣くう時代から取り残された老害の一人だろう。
記事全文を掲げても役に立たないので一応リンクだけ張っておく。お好きな人はどうぞ。『天皇制と戦うとはどういうことか』
朝日版が半分削除されているのでライブドア版のリンクである。
まあ古臭い!間違いだらけである。老人のたわ言である。
≪近代国民国家における「支配」には三つの位相がある。≫という書き出しで始まる、そして
―― 第一が市場原理、第二が<法>を正当性の根拠とする統治、第三が「幻想の共同性」である。第一は資本制、第二が政治権力、第三が、支配の正統性の「内面化」である。支配の正統性の「内面化」とは、支配階級に固有の利害や価値を主権者があたかも普遍性であるかのように受容してしまう倒錯のことだ。第三の位相の「敵」は主権者の集合が制度を支える観念自体だともいえる。 ――
ここで彼は『幻想の共同性』が天皇制であり、日本近代国家の統治形態の「不可欠」とされてきた構成要素である。天皇の権威は、戦前のみならず現在も、神道に担保される万世一系の神話である。天皇制と闘う目的は、最終的にはこの統治形態を変えることにある。
というのであるが、この段階でこの論のいい加減さ出鱈目さが如実に表れている。
この『幻想の共同性』の最たるもので最悪のものは、
『天皇制』ではなく彼が信奉しているであろう『共産主義』である。
つまりこれ以降のこの論者の言葉は『天皇制』を『共産主義』に置き換えて読むべき論考である。
その上彼の論には首をかしげるものが多い。
「ドイツは日本の何倍もの戦後賠償を実施し謝罪している」というのだが具体的証拠を挙げてもらえないか?
「どこの国の軍隊でも慰安婦はいるとかいった『顧みて他をいう』議論は不毛である。吉見義明の『従軍慰安婦資料集』一冊で事足りる。あとは直接拘引したのが軍なのか女衒なのか、というだけのことだ。どちらも天皇制国家の国家犯罪である」という。
なんという傲慢!ドイツとの比較は正しいのか??『顧みて他をいう』を批判されるべきはあなただろう?「吉見義明の一冊で事足りる」は評論する価値すらない。
この杜撰な頭から出てくる結論が「慰安婦を拘引したのが軍が女衒かというだけでどちらであっても天皇制国家の犯罪」という無茶苦茶なもの。
慰安婦問題の出発点はこれも捏造だが、「軍の強制拉致という人権侵害」だった。それくらいはご存じだろう?
このニュースを読んで、この書籍『天皇制と闘うとはどういうことか』はかなり昔に書かれたものだろうと思っていた。慰安婦に関する部分などもう過去の議論の蒸し返しだからである。慰安婦の嘘捏造に手を貸した朝日新聞さえ、謝罪文を掲載したというのにこの本の著者は一切知らない風だからだ。
ところがこの本の出版日は2019年4月!
これには驚いた。なんと今年である。
この著者は読書もせず、ニュースも聞かず、ネットにも疎いのか、それとも長い間寝たきりだったのか、はたまた50年ほど前からタイムスリップでもしてきたか、とにもかくにもものすごいアナクロニズムの中に生きているのは間違いない。
そのお方は発達障害から適応障害を併発して、歳を取ってから認知症にまでなったのでしょう。
または最近はやりのアスペルガー症候群かも知れません。
私の友人の弟さんで発達障害にも関わらず、親の遺産を投じで何やら訳の分からん本を自費出版(もちろん誰も貰ってもくれない)する人がおられましたが、それでも印刷屋は助かりますねぇ。
察するに日本で生きていると言う事が苦痛な様だね?本人の為にも息の根を止めて差し上げたら如何だろう?昔から日本には武士の情けと言う言葉が有る。
お言葉ではありますが、武士の情けは相手が武士であることが前提条件です。
相手がゲスの場合は情けをかけると、孫末代の恥になります。
では切り捨て御免にしておきましょう。刀の汚れになるが致し方無い。