2020年7月23日

英国EU離脱の影響、ドイツ復活、日本の選択

///_EUは21日、新型コロナウイルス禍に対応するため、共同債券を使った「復興基金」設立で合意し、財政統合へと前進した。議長国ドイツのメルケル首相は米中対立の中、危機克服に向けた「EUの団結」を重視し、国是だった財政均衡路線からの歴史的転換に踏み切った。_///

おそらく習近平はこの決定を最も喜んでいる一人だろう。
この決定は「中国の存在」を完全に無視している。中国への危機感をあらわにしている米・英・豪(多分カナダとニュージーランドも含まれる)の態度と対照的なものだ。

英国がEUに残っていればこんなことにはならなかっただろう。EUは中国の横暴を無視することで中国との経済関係を維持するつもりだ。
これは日米英国にとって大きな痛手となる。そしてEUはドイツの主導する一大勢力となり、ドイツは世界政治の主役の一つとして復活する。
ドイツは中国に協力し欧州の覇権を強固なものにする戦略をとるだろう。再びドイツとロシアの対立が起きる

ドイツが強国化した時に世界大戦が起きる。
今回もおそらくそうなるだろう。

 

日本は米国と中国の対立の最前線になる。日本は重大な選択を迫られる。なぜなら日本には戦後一貫して、「かつての日本人ではないところの良識ある世界人たらん」とするアナーキーな人々が勢力を維持しており、彼らは左翼への親和性を隠そうともしないからだ。
ある外国人政治家が日本にきて「生きている『共産党員』というものを始めて見た」と驚いたというほど日本は時代錯誤の国でもあるのだ。

そして問題は「その勢力が潜在的にどれほどいるのか?」まともな日本人の誰一人として、その実態を把握していないことにあるのだ。


コメント(1)

  1. 可愛いばあちゃんより 

    イギリスはEUに入ってしまったのが大失敗で大損しました。
    痩せても枯れても腐ってもGB(大英帝国)でなければなりません。

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