2019年3月6日

本当に韓国は終わるのでは?

 米朝会談が決裂した。北朝鮮は相変わらず「こっそりと核開発を進めていた」ことを隠していたからだ。これはいつものやり方なので誰も驚かないが、日本が懸念したのはトランプ大統領がそれを承知で『北朝鮮融和策』をとるのではないかというものだった。

 ところが交渉が蓋を開けてみれば、1日目は笑顔で握手して2日目に盛大なビンタ・『核完全廃棄』を盾に北朝鮮を一蹴。米中を手玉に取っていたつもりの金正恩は恥ずかしさと悔しさで顔真っ赤にして一直線で北朝鮮に帰国。南北統一一直線の文在寅も『経済制裁破り』のレーダー照射を見透かされて涙目。米国は韓国軍との合同演習を全て破棄し、縮小版ででお茶を濁す。

この米国の強硬策は何を意味するのだろう?いや何をもたらすかだ。

 

北朝鮮の選択肢は少ない。核開発だけだろう。飢える国民をどうなだめるのだろう?
南朝鮮の選択肢は①全てを犠牲にして『統一』か、②遅ればせながら『対米追従・対日融和』なのだが、視野の狭い文在寅は当面②の継続だろう。
中国は自分の国のことで手一杯。対米交渉を続けながら『我慢の経済維持と軍備拡張』だが、下手に動けば暴動が起きる。トランプの強硬策に目を白黒させている。
軍事大国で経済小国のロシアは、資源外交の低迷で手詰まりもいいところだろう。弱小国相手の強面外交に慣れ過ぎて恫喝以外知らない外交下手。

 

 これら中・朝・韓・露の『異端国家連合』は完全な手詰まり。勝ち組は日本とアメリカという構図だが、日本もアメリカも相互の信頼と連携が最も重要で、それがなければ一挙にこの構図が崩れる可能性がある事を知らなければならない。
そして、日本は東南アジア諸国を、アメリカは豪・欧諸国を陣営に取り込み、さらに包囲網を強化しなければならない。

 

 日米はどうするか?責めどころは『北朝鮮』しかない。「次は私の出番だ」といった安倍総理の戦略眼は正しい。
安倍総理が日・朝会談を申込み、『拉致』と『核放棄』を呑めば『経済制裁』の解除どころか『日米共同の経済支援』を約束して、金正恩を懐柔する。それができれば、中・韓・露の間に大きなくさびが入ることになる。その後は『異端国家連合』を個別に撃破できる。その次の相手は中国になるだろう。その時韓国は北朝鮮に吸収される。強欲ロシアはいずれ崩壊する。

 

 大規模な戦争が不可能な時代だから、長いスパン(5~10年単位?)で戦略を考えなければならない。それには日米政権の安定と基本戦略の共有が欠かせない。安倍総理とトランプ大統領の時代にその体制を作らなければならない。戦略会議とブレーンを備えなければならない。

日米は『自由主義陣営の運命共同体』として、さらに絆を太く強くしなければならない。


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