2016年10月3日

崩れゆくアメリカの世紀に

南シナ海を侵略した中国に思わぬ味方が現れた。オバマ大統領である。

フィリッピンのドゥテルテ大統領の発言にメンツをつぶされたと受け止めたのだろう。フィリッピンとの首脳会談を直前にキャンセルした。
そのせいで、それ以降は子供の喧嘩のように片一方は罵る。片一方は無視する。
子供の喧嘩でアジアに紛争の種をまいてもらっては困る。

人権派リベラリストが大手を振るアメリカは他国の内政にいとも簡単に口にする。
「アメリカは世界の警察をやめる」といいながら他国に口出しするのは矛盾している。悪い癖である。


フィリッピンにはフィリッピンの事情がある。暴力信者の大統領を選んだのはフィリッピン国民である。国民が必要と認めたのだ。支持率も高い。
そこへ無神経なアメリカ大統領が、人権派気取りでお説教を垂れたものだから、麻薬組織を退治して特異絶頂の比大統領が吠えまくっている。

米比防衛協力条約破棄のみならず国連脱退、中国と同盟などともう北朝鮮さながらの恫喝外交を繰り広げている。

誰が喜んでいるか?
それはもう中国以外にはあるまい。八方ふさがりの習近平には天の助けのようなものだろう。


この事態を招いたのはアメリカである。
オバマ大統領の不用意な発言である。
世界中を混乱に陥れたオバマ大統領が
ついにアジアまでその舌禍に巻き込んだ。
このままでは、彼の名前は後世
『史上最悪の大統領』と米国史に刻まれるだろう。


一方の当事国フィリッピンでは大統領の暴走を止めることができず、側近がその暴言を即座に否定するという繰り返しにとどまっている。


ここは日本の出番である。早い段階で米比首脳会談を日本が斡旋するのだ。
でなければ、東アジアに深刻な紛争が起きるのは明らかである。


オバマ米国大統領とドゥテルテ比国大統領を招待して
日本で米比首脳会談を開催する。日本にしかできない。
いや日本の安倍総理にしかできないだろう。


一刻も早く手を打たなければドゥテルテ大統領は本当に中国と手を組む。
人権無視の似た者同士。さぞや気が合うだろうがそれも最初だけ。
フィリッピン国民はいずれ臍を噛む思いで時代を振り返ることだろう。
日本も第二の北朝鮮が生まれ挟み撃ちにされてはかなわない。

人権派リベラリストは愚かである。日本のリベラルもだが、アメリカのそれも驚くほど愚かである。唯一の超大国になったが、太平洋戦争を引き起こした当時そのまま愚かである。
それでもなおアメリカは中国・韓国・北朝鮮ではない。話ができる国であるであろうことに希望を持ちたい。


安倍総理に祈るような思いで願う。
早期に米比首脳会談を日本で実現させてほしい!


コメント(2)

  1. 律子より 

    ドゥテルテさんに少し期待していましたが、今となっては「こりゃ駄目だわ」
    ロシアか中国から武器を買うと言い出したのには、救いようがありません。
    公衆の面前で他国の大統領をののしるようでは、外交はできないでしょうねぇ!

  2. reporterより 

    オバマメリカを擁護するつもりは毛頭ありませんが、アメリカがフィリッピン人の出稼ぎを禁止したらドゥテルテ大統領は一発で罷免されるでしょうね。

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