「被害者になってはいけない」というのは本当の事件や犯罪の被害者になるなと言っているわけではない。自ら『被害者意識』を掻き立て「相手を加害者に仕立て上げ」復習や暴力をふるう、そのようなカッコつきの『被害者』になってはならにと言っているのだ。（『解脱のすすめより）

乗用車を運転中、バイクに追い越されたことに腹を立て、時速１００キロの高速でバイクに追突し、若者の命を奪った男がなぜ腹を立てたのか？
その原因が『被害者意識』である。「追い越した相手は自分を馬鹿にした」ように感じてしまう、劣等感の塊のような男である。このような男は、「自分を馬鹿にした相手が悪い」と自分の正義を主張して憚らない。
実際この男は、バイクの男性をはねた後「はい、おしまい」と満足そうな言葉を吐いた音声がドライブレコーダーに残っており、それによって殺人罪に問われることになった。当然である。

しかしこの男と同じような『被害者』が世の中にあふれている。
日本（軍）の戦時中の行動を何もかも擁護するつもりなどないが、『強制慰安婦』や『強制徴用』を捏造して学校教育で子供たちに教える韓国は、『被害者』生産最狂大国である。彼らのいわれのない『被害者意識』は日本人への憎悪となって犯罪を正当化する。

米軍基地や原発に反対する『日本市民』達がなぜあれほど暴力的になるのか、その理由も被害者意識である。
原発にも基地にも安全保障や刑事活動・日常生活上の恩恵を被っていながら、一切無視し被害妄想を掻き立てて『被害者』になり、そして自分たちに反対する勢力を悉く加害者に仕立て上げ暴力をふるう。たまったものではない。

この精神構造は「ちょっと、オレの顔を立ててやってくれんか？」と自分たちに敬語を使うやくざと全く同じである。
自分の言い分が通らないとなると、たちまち怒りをあらわに恫喝する。自分は被害者で「俺の言うことを聞かないお前は加害者だ」ということになるらしい。モンスタークレーマーといわれる人達も同じである。

よく聞いてほしい。
あなたの感情や苦にはあなた以外の誰にも責任はない。自分で自分の首を絞めて何が楽しいのだ？