普段Ｊリーグも見ないそんなに興味もないが、さすがにＷ杯だけは興味をそそられた。
その程度の低レベルのサッカーファンなので、頓珍漢なことを言っても許して戴きたい。

昨日の日本はよくやったと思う。アジアのチームとしてＷ杯で南米チームに初勝利を挙げたのだから他のアジア諸国（言わずもがなだが朝鮮半島は除いて）も喜んでいる。

日本チームの何がよかったか！まず本田選手を先発で使わなかったこと、これに尽きる。
最初に大迫・香川のスピーディーな攻めでコロンビアから反則退場とＰＫを奪い、香川が見事に決めた。
日本の勝利はただひとえに、この前半３分の攻めによって勝ち取ったものである。

その後日本は守りに入ってしまい、１０人しかいないコロンビアに押し込まれＦＫで１点を奪われてしまう。一人絶不調の選手がいた。
乾貴士。Ｗ杯前哨戦の最後で香川との見事な連係プレーで２点を奪う活躍で期待されたが、この試合ではまるでダメ。足が動かず味方のパスを簡単に逃してしまう。プレッシャーですぐ倒れる。ボールをすぐ奪われる。（まるで私のイメージする本田選手そっくり）

しかし乾選手はさすがに自分で分かっていて試合後のインタビューでは反省の言葉を口にしていたので次に期待しよう。だが不思議なことに海外のメディアの試合後の評価で乾に高評価。あれはなぜなんだろう。

乾選手がきっちり仕事をしていれば、前半もう１点取ってもっと楽に勝てただろうと思う。
香川、大迫、長友、柴崎、原口、昌子、長谷部、吉田、酒井、皆本当に良かった。１０人になったコロンビアが無理にボールを取りに来なかったのでゆっくりボールを回せたのが幸運だった。

後半に入って、乾に付き合って無駄な動きを強いられた香川の運動量が落ち本田選手と交代。
本田選手の鈍重なプレーを『タメを作れる』などと評価する意味が私にはよく分からない。
その本田選手がコーナーキックを蹴り、大迫の決勝弾をアシストしたのだからまあ出来すぎとはいえ一目置こう。

だが日本チームは全体が本田選手に引っ張られる。
その後、本田選手はバックパスはカットされ、シュミレーション狙いかと思われる転倒でボールを奪われ、危険な場面が再三招く。
前にいても積極的にボールを追わない。どうしても目に入ってしまうのだが、途中交代で入ったのに歩いている場面が多い。
日本の良さが全部死んでしまう気がする。

こうなれば何としても決勝トーナメントに進んで欲しい。
西野監督は選手の使いどころを間違えないでほしい。頑張れニッポン！