2018年5月2日

国際的お馬鹿メディア

昨夜のことである。ヨルダンを訪問した安倍総理が現地で記者会見している映像が流された。
シリア紛争はじめ、中東の諸問題への日本の関与を説明し、いかにして中東に平和をもたらすかを真剣に説明していた。
イスラム原理主義を恐れる先進国がほとんどの状況で、唯一日本だけは例外的に中東各国と良好な関係を保っている。中東各国の日本への期待は大きい。


安倍総理の談話が終わり記者からの質問を受け始めた。
最初はヨルダンの記者だったのだろう。日本の協力に感謝し今後の対応をいくつか質問していたようだ。
安倍総理も丁寧に説明して次の記者が質問しはじめた。

驚いたことに日本語で朝日新聞の記者と名乗る女性だった。日本人なのだろう、流ちょうに日本語で行った質問はなんと『日本国憲法の改憲について』であった。

「なんで?」「そこはヨルダンだろ!」

わたしはこの朝日記者の非常識さに驚くと共に、安倍総理が「それは日本国内の問題なので」とやんわりと拒否するものと思っていた。
だが、安倍総理はまるで日本国内にいるかのようにその質問に時間をかけて丁寧に答えている。ただ、これは緊張する海外でのテレビ会見で安倍総理も虚を突かれ、少し油断したのだと思う。

この朝日新聞の記者とその質問、そして日本の国内政策を縷々説明する安倍総理を、現地ヨルダンの人たちはどんな思いで見つめていたのだろう。
日本人であるわたしが、「なんでヨルダンに行ってまでこんなやりとりを関係ない人たちに聞かせなけりゃならないのだ?」と首をかしげている。


この質疑は、ヨルダン人には理解できないだろう。
それ以上に「国際舞台のテレビ会見で日本の国内問題を論じる」、その愚かさに驚いたのではと危惧している。
「日本人の本音は日本のことにしか興味はない」
こう思われても仕方がないだろう。

まあ、今回ここまで馬鹿をやると、「さすが朝日」と言わざるを得ない。


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