2023年3月14日

大江健三郎氏

ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎氏が亡くなった。

核兵器の存在を問う『広島ノート』はノンフィクションと言ってよいが、5年後に出版された『沖縄ノート』は、打って変って根拠なき『得体の知れぬフィクション』であった。
かつての『日本国』を軍事独裁国家として一方的に断罪する、戦後頭をもたげてきた左翼に傾倒した悪書である。

結果として日本国(人)・日本軍を貶めるにとどまらず、沖縄島民をも愚弄・差別した捏造の書である。


なぜこのような稚拙なテーマに行きついたのか知らぬが、
日本軍将官が沖縄住民に自決を強いたという彼の主張は、後に軍人遺族から訴えられ、その事実は否定された。

しかしノーベル賞作家に忖度したのか、左翼系の裁判長の肩入れか、

「大江被告の記述は事実誤認だが、
彼がそう信じても仕方ない状況にあった」

と、『通説を基にした真実正当性』という
珍妙な擁護論をもって大江氏を救済した。


判決を得て、岩波出版社と大江氏たちが『勝った勝った』と喜ぶその姿に
大本営発表に狂気する戦中の日本人の姿を重ね、唖然とさせられた。

「日本人とはなにか、このような日本人ではないところの日本人へと自分をかえることはできないか」
著書の中で、何度も自らにそう問うポーズを見せながら、君は
何一つ変わっていないではないか!


いわれなき『日本軍命令』の捏造事件から目を背け、取材もせず『日本人と日本軍』を貶めた『沖縄ノート』。
それ以降、大江健三郎氏の活動に興味を失い、戦後知識人の一典型としてみている。

 

ご冥福を。

 

 


コメント(3)

  1. 暇な爺さんより 

    本の中にはタイトルを見ただけで、最初に1ページや最後の1ページを読んだだけで、
    読む意欲を失ってしまうものがあります。

  2. 忙しい爺さんより 

    「自分が一番賢くて正しい、お前らはみな馬鹿や」と著者が思っているような本は苦手です。

  3. BEACHBOYより 

    ノーベル文学賞なんて何の役に立つ?それと平和賞も

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