2022年5月27日

少子高齢化は日本退廃の原因ではない。結果である。

少子高齢化により社会の様々な面でひずみが生じている日本。
戦後の発展は戦争から解放された日本人の未来への希望が原動力となって一人一人の人間が輝いていたからだ。
子供が増え人口が増え消費が増え収入が増え税収が増え企業が潤い月給が増え家庭も潤いやがて農林水産業の一次産業も潤い好循環の下で日本と得意の技術開発が進み益々国は栄えた。その間に国家を支える組織は肥大化し世界第2に経済大国にまでなった。

だが経済大国になった日本は実体を伴わぬ気分的な好景気『バブル』となりついにバブルがはじけ、それまで浮かれていた日本国全体のシステムが逆回転をはじめ20年を超える停滞期に入って、いまや日本は円安効果による観光客の落とす金を当てにするしかない乞食同然の情けない状態になってしまった。

現代の知識人は愚かである。これを全て少子高齢化のせいにしているが本当は違う。
日本人はバブルに浮かれ気づかなかったが、健全な国家であれば社会を支えるシステムが無駄を生んでいることに気づき修正できたはずだ。


明治維新、日本の武士階級は世界を見渡し西洋列強の優れている点をしっかりと学び果敢に日本の改革に邁進した。
今日の日本停滞はかつての武士階級のような健全な知識階級が居なくなった処に因がある。

武士道という人間として健全なる思想を基礎に持つ『知識階級』がいなくなったのが日本の退廃の真の原因なのだ。
それならば、日本復活は江戸時代から戦前まで根付いていた日本の思想を復活させることでしか成し遂げられない。

思想なき人間は、食欲を満たしただ生き伸び、性欲の赴くままに子孫を残す動物にしかすぎない。
それどころか機械文明は進み、男も女も欲望を刺激する情報にさらされ続けついに子供から高齢者に至るまで性欲に憑りつかれ、もはや人間の男と女が尊敬することなく浅ましき内面を晒している。

このような世のなかで、清らかな心を持ち、互いに尊敬し愛し合い、健康な子供を産み健全な子孫を育てる、そう考える若者がどれほど存在するというのだ?
少子高齢化は原因ではない。結果である。

 

これ以上何をか言わんやである。
我ら皆黙して反省しなければならない。
時期を逃せば堕ち続けるだけで後はない。
今一度、日本人の魂を取り戻すことに全力を傾けねばならない。


コメント(1)

  1. 子無しの爺さんより 

    戦時中でもあるまいに「産めよ増やせよ」は政府を上げて騒ぐことではありません。
    増やしたかったらコンドームを不法薬物並みに禁止する法律を作るしかありません。

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