2022年5月3日

BOX スティーブンソン完勝

オスカル・バルデスとシャクール・スティーブンソン、スーパーフェザー級で無敗のチャンピオン同士による統一戦。
バルデス30戦(23KO)、スティーブンソン17戦(9KO)の戦いは、
いわば無敗同士で、『最強の矛』と『最強の盾』の対決に思えた。

その結果はどうであったか?

最強の矛に潜んでいたごく小さなほころびに最強の盾がつけ込んだ完勝。

 

スティーブンソンは突き出した右手一本で、距離を支配しバルデスの最強の武器である左のジャブとボディーブローを完璧に封じ込んだ。
「ひょっとしてバルデスは左拳でも痛めているのではないか?」と疑ったほどバルデスの攻撃は単調だった。
遠くからいきなり打ち込む右だけが時折スティーブンソンの顔面を捕らえるが、届いても浅く効果は期待できないものだった。

前後の動きで距離を詰めて強打あびせるバルデスの攻撃は、スティーブンソンの右手一本に距離を支配されなす術なく封じ込められた。


前後に大きく動くためにスタンスを広くとっているバルデスは、スティーブンソンの邪魔な右を避けるのに頭だけ左右に振って入ろうとする。
だがその左右の動きと同時に攻撃するロマチェンコのような技術があれば別だが、よけるだけの動きは簡単に見切られてスティーブンソンの独壇場。

バルデスも30戦無敗の猛者。P4Pの一角に食い込もうかという勢いだった。
試合前にはかなり強気のコメントに終始し、勝利を口にしていたバルデスだが結果は無残なもの。

この敗戦は再選もおぼつかない完敗でかなりのダメージ。
スタイルの相性もあるだろうが、そうとだけ言い切れない差があった。
いつか振り返れば、はっきりと将来の明暗が分かれた試合として思い出されるだろう。


P4P・スーパースターへの階段に足を踏み入れたのはスティーブンソンだった。
バルデス31歳、まだまだ若い。今後の活躍を祈りたい。

 


コメント(1)

  1. reporterより 

    カネロがビボルに完敗。
    番狂わせには違いないが、その試合がバルデス・スティーブンソンの試合と瓜二つ。
    ビボルのジャブで距離をとらされたカネロは得意の連打・コンビネーションを完全に封じられた。
    P4Pらしからぬ試合に、今後の評価はかなり落ちるだろうな。
    カネロは5位くらいに後退しそこまでの選手がひとつづつ繰り上がるくらいかな。
    となると1位がクロフォードで井上尚弥選手が2位!下にはスペンス・ウシク・フューリー・ロマチェンコ。
    このランキングで井上尚弥の凄さがよくわかる。
    (P4Pにおけるジャーボンティー・デービスの評価の低さがわからん。トップ3に入ってもおかしくない)

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