大相撲で稀勢の里の変身・大活躍に欣喜雀躍した日本人も多いと思うのだが、嫌なニュースを聞いてしまった。
琴奨菊戦で立ち合いに変化した照乃富士に「モンゴルに帰れ！」というヤジが飛んだらしい。
褒められた相撲ではないので気持ちはわかるが「モンゴルに帰れ！」はだめだ。
反日在日ではあるまいし、日本人ならヘイトとか何とかという理由など要らない。

立派な体をしているんだから横綱になりたけりゃ正面から当たれ！だ。それも親方が言えばいいだけだ。
モンゴル勢が横綱の座を占領して悔しいのは当然。日本人が頑張らねばならない。
しかしモンンゴル勢がいい成績を上げるのは彼らの努力のたまものだろう。
彼らの土俵上での所作には気迫と美しさに満ちているといつも思う。土俵外でも立派で日本人以上に言葉遣いが美しいのでいつも感心する。

あのやんちゃな朝青龍が、インタビューで韓国人記者から「日本でどんなふうにいじめられたか？」と繰り返し質問され、「そんなことはないです」と答えていた朝青龍があまりのしつこさに腹を立て「ないって言ってるだろう、このキムチ野郎！」と怒ったことがあるが、ひょっとして今回の件も関係あるかも？

日本人は記者のような真似をしてはならない。
強いものは強い。美しいものは美しい。強く美しいものは気高い。

稀勢の里を突き出して病院送りにした日馬富士に対しても、「あの目つきに異常な憎しみを感じた」なんてことを言う人がいるようだが相撲を知っている日本人とは思えない。
以前から日馬富士を見ている人なら絶対そんなことは思いもつかないね。
先輩横綱として気迫に満ちたいい相撲だった。照乃富士も本割・決定戦を堂々と戦った。親方が注意したんだろう、それでいい。

誰が言ったかわからぬつまらぬヤジは聞き流してくれ。日本人じゃないと思うよ。
モンゴル人がんばれ！日本人はモンゴル人に負けないようにがんばれ！