2016年11月24日

観光地の撮影禁止?日本に驕りはないか?

日本は観光立国を目指すのだそうだ。いいことだと思う。
建国はいつでもいのだが、この国は2000年以上の歴史を持つ世界唯一の国だ。
世界中のどこの国にも、逆立ちしたって真似のできないコンテンツが溢れている。
自然環境も四季折々の美しい表情を見せこちらも世界中の人をうならせるだろう。


その日本の観光地で外国人のマナーの悪さを理由に『撮影禁止』という措置をとるところが増えているらしい。現地を見ていないので「らしい」としか言えないのだが、なんか変じゃないか?

観光地で『撮影禁止』だって?
おかしいと思わないなら日本人は錯誤している!


外国人のマナーの悪さをテレビで取り上げて『非難』したり『笑いもの』にしているが、マナーを守るように説明したり注意したり周知するのは当然だが、『撮影禁止』はない、絶対にやってはいけない。
これを何とも感じないなら、日本人は観光立国など諦めた方がいい。
撮影禁止にするくらいなら最初からそこは入れないようにしておくべきでしょう。


「自分たちが旅行で目にしたものをカメラに収める」
この当たり前のことを禁止されたら、わたしならその国には二度と行かない。


日本は美しい国である。世界に誇る歴史も文化もある。それを誇りに思っていい。
そして外国人の中には眉を顰めるようなマナー違反もあるし、日本の文化財を傷つける意図でやってくる心無い国の人間もいる。
それなら、そのような事態を改善するルールと対応を『観光国』が整備しなければならないだろう。


絶対守るべき文化財は非公開にするか入り口でカメラ以外の持ち物を預けてもらう。
乗り物と同じで、一定時間には一定数の観光客しか入れないようにする。
マナーの悪い国には事前に旅行者を通じて注意を促す。
等々いろいろな手はあるはず。それをやらずに『撮影禁止』を持ち出すのは日本人の驕りだと思う。

 

マナー違反や悪意を取り上げて『撮影禁止』を対抗策に上げた無能・無策・錯誤に危機感を感じないようではそのうちに痛いしっぺ返しを食らうのは日本です。
観光立国としてもっと日本人らしい対策・ノウハウを開発するべきです。


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