2016年11月12日

核兵器なき超大国の可能性

トランプ次期米国大統領が、選挙中に「日本も核を持て」みたいなことを口走ってましたが、さてさて本気かどうか。

 アメリカ主導の国連は、第二次世界大戦の戦勝国が、戦敗国を二度と戦争ができないようにコントロールするためのものです。多くの日本人は善人すぎて、国連に自分の理想を重ね合わせ好意的に見ていますがそれはとんだお門違い。

 果たしてどの程度のアメリカ人が明確に意識しているか知らしりませんが、アメリカが最も恐れているのは、第二次大戦で原爆を落としたことへの日本の報復です。

 日本人は決してそんなことは考えない民族です。
世界を見渡してもある程度の国力を有している国で、日本のように『恨みを水に流す』ことを良しとし、平等・協調・協力を重んじる民族はないでしょう。
しかし最大の同盟国アメリカは日本ではないのです。他国への報復をためらわない国です。当然他国の報復を恐れるのです。日本の善意を無条件では信じられない国家なのです。

 あの原爆投下が、『太平洋戦争を隠れ蓑にした非人道的人体実験』であることをアメリカははっきりと認識しているます。戦闘能力を失った日本国民の頭上に、ウラン型(リトルボーイ)とプルトニューム型(ファットボーイ)の二種類の原爆を短期間で落とした意味を考えれば、アメリカの意図が、終戦に間に合うように急きょ実施した、核兵器の効果を図るための人体実験であることは明々白々です。アメリカは自国の戦争犯罪を誰よりも認識しているのです。

 ですから、戦後のアメリカの占領政策は、日本に報復させないことに全精力を注ぎました。
やくざの手口と同じですが、原爆という恐怖の後に、自由と民主主義・経済支援という飴玉を与えました。
その一方では『東京裁判』という、裁判の名を騙る歴史捏造公開プロパガンダで、徹底的に歴史を塗り替え「太平洋戦争は非人道的戦闘行為を繰り広げた、日本帝国の一方的なアジア侵略戦争である」と決めつけました。


 このアメリカの占領政策にまんまと乗せられた日本人は、手の平を返すようにアメリカを礼賛し、経済発展とアメリカ型社会を目指し追従し、今もまだそのまま続いています。
 また中国・韓国・朝鮮はこのアメリカの占領政策を利用して、「自分たちは日本の侵略の犠牲者である」という偽りの歴史を捏造し、世界に広めようと躍起になっています。彼らの狂気はそれを学校教育で子供たちに教え込むという徹底ぶりで、自国の歴史を知らぬ国民はあらゆる政治的局面で正しい判断ができず反日アナクロニズムで混迷を極めています。(その理由はご想像にお任せします)

 

 そんな中で経済発展を遂げた日本は、最大の同盟国として国家防衛の要をアメリカの核に頼っています。
そこにトランプ大統領が登場したことで日本は防衛戦略を見直す必要が生じるかもしれません。


選挙中のトランプ氏の言い分は、「米国は同盟国の防衛を不利益な条件で押し付けられている」、「米国の条件をのまなければ米国は同盟国を防衛できない」、「同盟国は独自に自国防衛の努力をするべきだ」というものです。
 これをを聞いた韓国は何時ものごとくあと先考えず、「韓国も核戦力を保持するべきだ」と騒いでいますが、あの無法国家に核兵器を持たすのは日本にとって北朝鮮以上の脅威になります。そうなれば日本も核兵器を持たざるを得ないでしょう。


しかしこれはあまり良い方法ではないでしょう。
韓国が核兵器を持ち、いつものように捏造歴史を振りかざし反日行為を繰り返せば、必ず誰かが日本への核攻撃を口にします。捏造歴史教育を受けた国民の感情は歯止めがかかりません。それは周辺の他の核保有国に要らぬ緊張を高め、不測の事態を招きかねません。狂人国家・韓国にだけは核兵器を持たせてはダメなのです。

 

『核を持たない超大国』は可能でしょうか?

権力ではなく権威で国家を維持することは可能でしょうか?
どのような宗教でも受容できる宗教を持つことは可能でしょうか?
世界の国々がこぞって歴史と文化にあこがれる国があるでしょうか?
世界の国と協調して平和を築ける国があるでしょうか?


そのような国が日本以外にあるでしょうか?

ただし一つだけ条件があります。先の大戦で日本に着せられた濡れ衣を取り払う必要があります。
中・朝・韓、そしてアメリカが正しい歴史認識を取り戻すことです。


戦後の歩みを見れば明らかです。
日本はアジア・アフリカ諸国に多大の援助をしてきました。
日本はどこの国とも争いを起こしていません。
日本なら可能に思えます。

『核なき超大国』を目指すのは日本の宿命かもしれません。

 

 


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