2019年4月28日

あの青空を取り戻したい

 子供のころ見上げていた空は青かった。今よりズ~ッと青かった。その日本の空が少しずつくすみ始めたのはいつ頃からだろう?
 それ以前も春先に空がくすんで埃っぽくなり時期があった。聞くと『黄砂現象』で、「中国の砂漠地帯から風に吹かれて細かい砂粒が飛んでくるのだ」と教えられた。無邪気なもので「中国は黄砂に覆われて大変だろうな」と要らぬ心配をしていた。

 だが、今の日本の空は、年中埃っぽくくすんでいる。薄汚れた青で空を見上げるのも憂鬱である。この空は明らかに中国から飛来する大気汚染が原因だろう。

 

 鄧小平が再登場した1978年以降の『改革開放政策』は、日本の支援の下2010年には日本のGDPを抜いて世界2位となった。鄧小平は発展し始めた中国を見て「決して力を誇示するな(爪を隠せ)」と言い続けてきたが、そのあたりから自信を持った中国は、2013年習近平が主席になると鄧小平の遺言を無視し、驕り高ぶって軍備の増強と南シナ海の領有権主張を口にし始め世界の顰蹙を買った。

 そこまで中国を育てたのは日本と西欧諸国である。
 鄧小平が一所懸命育てた中国経済と増え続ける人口を見て、『巨大な自由市場』の登場を夢想した先進諸国は、先を争って中国に投資し中国の成長は急激に加速した。そこに愚かなアメリカの後押しがさらに加わったのだ。

 

 ニクソン大統領(1969~1974)は『日本嫌いキッシンジャー』の入れ知恵で、1972年、突然訪中して中国と和解した。日本は完全に蚊帳の外で驚くが、すぐさま田中角栄が訪中して『日中国交正常化回復』を成し遂げる。だがこれを気に入らないキッシンジャーの陰謀で、田中角栄はロッキード疑惑をでっちあげられ失脚させられた。
 その後、フォード、カーター、レーガン、ブッシュ(パパ)、クリントン、ブッシュ(息子)、オバマと続いた歴代大統領(1969~2017)は、「中国は経済発展すれば必ず民主化する」というキッシンジャーの嘘に騙され親中国政策をとり続けた。
キッシンジャーの正体は、中国人の金に目がくらんだユダヤ人で中国配下のロビーストである。

 歴代大統領の中でもカーター、クリントン、オバマという民主党出身の大統領は、そろって極めつけのリベラリストで、中国の現実に目を向けようとしなかった。彼らは似非リベラリストであり、理想を振りかざしながら中国人の嘘にやすやすと載せられ、中国から便宜を供与された売国奴と言ってもよい大統領達である。
 特にオバマは演説でみせたカリスマ性など微塵も発揮せず、中国を甘やかし、あまつさえ中国人と縁戚関係までもつ。偶然だが、同時期に日本にも『民主党政権』が登場し、後にルーピーと呼ばれる鳩山が総理となり、政権奪取の立役者・小沢一郎は500名近い日本人を引き連れ中国に朝貢し、「日本占領を成し遂げた現地司令官」然と習近平に拝謁し、世界に日本の恥をさらした。
その間も中国は軍拡と経済発展に邁進し、オバマ親中大統領の間に南シナ海の島を侵略し要塞化した。

 

 だが事態は一変した。米国にトランプ大統領(2017年1月~)が登場し、日本の安倍・長期安定政権の国際的影響力と呼応し、米国主導の全世界的な『対中包囲網が』完成しつつある。
 本気になったアメリカは、『領有権主張』『不法な経済政策』『軍事拡張』等々、中国に向かって、あらゆる面で国際ルールに合わせるように要求する。

アメリカの強硬な態度に四苦八苦した中国は、今手のひらを返したかのように日本にすり寄ってきている。


 是が非でも、安倍総理とトランプ大統領の居る間に、中国の正常化を、もし正常化が出来ない場合には『弱体化』を、それが不可能ならば『経済破綻から解体』へと追い込むべきだろう。
(かつて米国が、日本と中国双方の『本当の姿』を知らず、日本を経済封鎖し戦争へ追い込んだように・・・・)

 

日本の空の話から思わぬ話になってしまった。

ただ、以前のような『さわやかに澄んだ青空』を取り戻したいだけなのだが。。。
(思い返せば、日本を戦争へと追い詰めた大統領フランクリンルーズベルトも民主党だった)


コメントする

投稿前の注意

  • 他の人に不快感を与える投稿や誹謗中傷するようなコメントはおやめください。
  • コメントを投稿する前によく読みなおして投稿しましょう。
  • コメント欄に入力できる文字数は500文字までとなります。