日本経済新聞社の１面コラム『春秋』を書いているは誰か知らぬが、これが日本を代表する経済紙を代表する見解かと思うと情けなくて泣けてくる。絶対に日本人の筆によるコラムではないだろう？

　まあ純粋に日本人である共産党員の友人も結構いる。高校生くらいから数えればいくらでもいて、恐れ多くも天皇陛下のことを『〇〇ちゃん』と人前で喋る阿呆もいるので、耳元で「はい不敬罪・死刑」とささやいてやるのだが、怪訝な顔をしているくらい耳が遠いらしく、気の毒に肝心なことを覚る感性に欠けている。

本日の『春秋』を読んで、その耳の遠い共産党員の上を行く、目も見えぬ輩ではないかと気が滅入るのだが、それじゃあまるで半島人だ。

事実今朝の『春秋』はその半島を口を極めて持ち上げている。それも半島人が聞いたなら手を叩いて喜びそうな話を網羅している。

せっかくだから全文披露させていただく。

【春秋】

１▼朝鮮半島では14世紀末から、王朝を中心に金属製の活字を使った出版が盛んになった。技術の水準は高く、くっきりした字体は今もあせない。徳川家康が数多く集めて、自らの子らを祖とする御三家に与えた。名古屋市の蓬左（ほうさ）文庫で見た1冊は大判で紙面に迫力がある。

２▼家康は前政権の豊臣秀吉が悪化させた朝鮮王朝との関係修復にも努めている。1607年には半島からの使節の来日を実現。やがて「通信使」と呼ばれるようになって、江戸時代は計12回続いた。接待役の藩は出費に苦しんだようだが、学者、医者らにとり、先進の文化に接する絶好のチャンスだった、とものの本にある。

３▼元徴用工をめぐる判決や自衛隊機へのレーダー照射といった日韓関係に刺さったトゲ。これを抜くべく両国の外相が近く会談するという。近代に不幸で反省すべき時期はあったが、古くは朝鮮半島から稲作が伝わったとされ、鉄資源を頼り、仏教もおそわった。まさに人とモノと知恵が頻繁に行き交ったお隣同士の間柄だ。

４▼現状では韓国に何らかの対応を求める声が大きい。先方にも今の姿勢を貫かざるを得ない事情があるのか。通信使に随行した儒者、雨森芳洲がかの国との交渉の要諦を残している。「互いに欺かず争わず、真実をもってまじわる」。1990年に来日した当時の盧泰愚（ノテウ）大統領も宮中晩さん会で引用していた。思い起こそう。

嫌味を述べるのに分かりやすいように格段の数字はこちらで入れさせてもらった。

まず（１）段。まるで朝鮮半島で金属活版技術が開発されたかのような文だが、活版技術は中国で起きたもの。１３世紀に高麗に伝わり、たまたま「最古の金属活字による印刷物ではないか」と思われるものが残っていただけ。

（２）「家康が半島からの使節の来日を実現」。まるで日本から願ったとでも云わんばかりの書き方だが『朝鮮通信使』はもともと中国の朝貢のようなもので、半島から日本に貢物を持ってきた使節。だから琉球も『通信使』を送ってきていた。当時でも半島にとって日本は大国であった。

（３）最大の問題は「朝鮮から稲作が伝わった」という記述。稲作は中国や南方から日本に伝わった。厳密に言えば稲作の技術は日本から半島に伝わったというのが周知の事実。こんな嘘は半島の人間しか言わない。「鉄資源を頼り」とはどういう意味だろう。鉄器時代（弥生時代）のことを指すのだろうか？そんな国家も成立していない時代の話を持ち出すとは気の毒というべきか？半島に「仏教も教わった」って？インド発祥の仏教は中国から伝わった。仏教先進国の日本が半島から教わるものなど何もない。半島に残る仏教遺産の貧相なことは無残なほど。李氏朝鮮の仏教僧は乞食と同類。現在韓国民の３０％がキリスト教徒がいるのはそもそも仏教が根付いていなかった証拠。その韓流キリスト教もご本家から「倫理的に生まれ変われ」と言われるほどの我流劣化版。

（４）「互いに欺かず争わず、真実をもってまじわる」。来日した盧泰愚（ノテウ）大統領が引用した言葉だというが、このご高説をなぜ今の韓国に対して説かないのか『春秋子』よ。日韓関係に突き刺さったトゲを冷静に見て「真実をもってまじわる」というならば、貴紙こそ紙面にてそのトゲの真実をまず語り給え。

　かくの如き真実に程遠い妄言の羅列を臆面もなく披露しておいて「真実をもって交わる」とは・・・我々のような並みの神経で「交われる」お方ではあるまい。
ＮＨＫ・朝日・毎日に続き日経までもこの目も当てられぬ惨状では、もはや何をかいわんやである。