2019年1月19日

『獅子身中の虫』?

 「毎月勤労統計」の不適切調査をめぐっては、厚生労働省のごまかしや、ルール無視など悪質性が問われている。問題の影響で追加給付費は総額約800億円に膨らむらしい。

 この問題の詳細は知らないので内容には関わらないが、厚労省だけでなく各省庁から、直接ではなく『委託を受けた企業』から各種のアンケートが送られてきて、無視するとしつこく電話までかかってくる経験はお持ちではないだろうか?

 

一時期は、会社の規模や従業員数など似たような内容の調査票が、別々の省庁から委託を受けた「コンサル会社」から届いて、「こんな調査は省庁間で協力して1回で済ませてくれよ」とうんざりした時期があった。なんか近年は減ってきたような気がしていた時にこのニュース。

 

「相変わらず無駄なことやってるんだ」と思うと同時に「果たして企業は真剣にアンケートに答えているのか?」「どうせまともなデータなど集まりゃあしないだろう」「公務員て楽な商売だよな。外部に金払って仕事したことになるんだもの」というのが正直な感想です。

 

 だってね、勝手に送り付けておいて、しゃくし定規な文言で依頼され、「しゃあないな」とただ働きで手間暇かけて返送したと思ったら、また別の省庁に頼まれた業者から同じようなアンケートが届くんだよ。文句を言おうにも、相手は『大企業』の子会社らしき名称だがどちらにせよ下請け業者。埒もあかない。この国家公務員の横柄さに閉口して企業もろくな回答はしなくなる。

 

 馬鹿げているのは、そのろくでもないデータしか集まらないアンケート調査をするのに、大企業の子会社に大金を払っているだろうということ。そして行政の担当部署の人間はその企業から、おいしいお返しをたんまり受けているだろうと想像がつくこと。その付けを払わされるのはまずアンケートに答える会社で、そしてその付けは最終的に国民に回されるということ。

 

日本の公務員って優秀じゃなかったの?
いや公務員って日本人なの?日本の行政は、
身内に『李氏・清朝の虫』を飼ってんじゃないの?


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