北朝鮮の『体制保障』の意味
米朝会談が間近に迫ってきたが、「北朝鮮の狙いは『米国に北朝鮮の体制保障を求める』ことである」と普通に話題に上るのだが、よく考えてみれば不思議な話である。
「北朝鮮が核開発を諦めれば米国もその他の国も制裁を解除する」とずっと言い続けていて、ロシアや中国ではあるまいし、西側諸国の常識としてこれらの言葉に嘘はないだろう。
制裁を解除する以上、北朝鮮が他国の権利を侵害しない限り、それ以上北朝鮮の体制に攻撃を加えることはない、と私たちは考える。
一国の体制などと言うものはその国・国民の主権の元で管理されるので他国が口出しすることはない。
戦争するわけでもあるまいし「その後の国家体制は北朝鮮に委ねられる」と考えるので、北朝鮮に『国家体制保障』と言われ、何を云わんとしているのか首をかしげてしまう。
ところが北朝鮮は執拗に『体制保障』を求める。
そこに違和感を感じたのだが、
「朝鮮半島の歴史がそうさせるのだ」と思い当たった。
彼らの歴史は常に他国の従属国家として生きてきたのだ。
ほとんどの期間は中国だが、古代には日本にまで朝貢していた国である。
日清戦争は半島の独立をめぐる戦争であった。半島を独立国にし、共に列強に対峙する戦略を進めていた日本が勝って、清朝に半島の独立を認めさせ『大韓国』が生まれた。
ところが独立した大韓国はまともな国家運営が出来ず、あろうことか覇権主義で領土拡大に血眼になっている列強最狂国ロシアに従属しようとする勢力が現れた。
それで日本は半島の親日勢力と協力し日本に併合しロシアと戦うことになった。
とまあ斯くの如く半島は『独立独歩』など程遠い従属国家としての歴史を積み重ねてきた。
彼らにとって国家の形というのは『近隣強国への従属』なのだ。
だから今米国に『体制保障』を求めるということは、
北朝鮮は、米国の従属国家となることを望んでいる。
現状世界で、中国を宗主国とは認めていない。
まあ日本に属して「一等国家になった」とはしゃぎながら、戦争に負けた途端「自分たちは日本に侵略された被害者」だから『戦勝国』と認めてくれと恥も外聞もなく言い寄り、強制的に連れてこられたと言いながら、帰国もせず日本で悪事の限りを尽くし、棚ぼたで独立国になりながら半島人犯罪者の引き取りを拒否した民族である。
周辺諸国を侵略しつくした強欲・中国でさえ半島を自国に取り込まなかった。
彼らを属国にするとしたら貪欲・ロシア以外にはないだろう。
トランプ大統領!
北朝鮮の体制保障とはアメリカの属国になること。
仮に米国の属国になれば、他国を見下し、宗主国に好き放題・勝手な要求を突き付け、主張が通らなければ逆恨みして後ろから殴りかかる。分が悪くなれば平伏土下座して縋りついて憐みを乞う。
北朝鮮との会談では、くれぐれも朝鮮人の甘言に乗らないようお気を付けください。