『今朝、北朝鮮がミサイルを３発発射したがいずれも失敗した』
というニュースで解説者が「失敗したのは新型ミサイルだった可能性がある」というので一言。

もしこれが新型ミサイルなら同時に３発打ち上げるようなことはあり得ない。
１発ずつ打ち上げてデータを取得するに決まっている。

だからこれはもう不要になった旧型か既に成功している従来型。
そして『失敗』ではなく意図的に爆破したものと近距離を狙ったもの。
目的は『アメリカを刺激しないような形でけん制』することと『韓国にはいつでも打ち込める』という恫喝です。

北がしたたかなのかヘタレているのか知らないが、頓珍漢な解釈でトランプさんがトチ狂って取り返しがつかない行動をされては困る。米国の中途半端な対応は近隣日本にとって最も迷惑、御免こうむりたい。
今回の挑発でわかることは「北も相当おっかなびっくりでやっている」ことは間違いないようです。

しかし、残念ながらアメリカは国家機能がマヒしているかもしれない。
通常なら『北朝鮮に対する経済制裁』に次いで、国連安保理事会に『北朝鮮武力制裁』の是非を図りそうなものだがなぜしないのだろう？
どうせ中国とロシアは反対するだろうけど、仮にアメリカが単独で攻撃するにしても一度は国連で討議して非常任理事国の了承を得ておくべきだろう。

なんの役にも立たない国連安保理事会だが、反対されてもアメリカならやる気になればやれる。
北朝鮮には十分な脅しになるし、反対する中国・ロシアに対する制裁圧力をかけられる。
ヨーロッパやアフリカ・南米など、地域的に無関心な国々に問題意識を持たせられる。

「メキシコ国境に壁を造るためなら政府機能を止めてもいい」
などと言うトランプ政権はあんまり信頼できないが、
日本が頼るのはアメリカしかないというところが実に悲しい