2024年10月14日

ボクシング改め『拳道』です。

ホントに困っちゃうな~。こんなにたくさん世界戦が日本で行われるようになると忙しくてしょうがねえや、とうれしい悲鳴を上げておりますが、フライ級・バンタム級にこれほど素晴らしいタレントが日本に集中するなんてちょっと信じられない状況です。

●岩田翔吉 Vs ハイロ・ノリエガ。
試合開始すぐノリエガの動きを見て「これ勝てそうにないな」と思ってしまった。不覚!打ち合いの中必殺の右アッパー一発で試合は決まった。力はそれほど差はないと思うが、きちんと必殺の武器を磨いている日本流真面目さの勝利。いや日本人・岩田君の勝利。

●ユーリー阿久井 Vs チャルンパック(タイ)
序盤から積極的に攻める阿久井。受けに回って4ラウンド位迄様子を見るチャルンパック。彼の戦績は素晴らしいがそんなに余裕をこいていていいの?と思うくらい一方的展開。徐々に手数は増えてくるもののそれでもポイントで明らかにチャルンパックがとったと言えるラウンドはほとんどない。なのにチャルンパックは毎回「このラウンドは自分がとった」アピールを繰り返す。セコンドが悪いのかな?確かに才能の片りんは見えるが、ボクシングを舐めちゃ~アカンよ。もくもくと拳を振るい続ける阿久井と好対照。結果はスプリットになったのが意外だが当然のごとく阿久井の勝ち。

●寺地拳四郎 Vs メキシコのロサーレス。階級を上げて臨む拳四郎は「身長で5㎝、リーチで15㎝の対格差をどう克服するか?」と思ったら、何のことはない拳四郎のやりたい放題。前々から思っていたが拳四郎は井上尚弥に次ぐ日本の誇る二人目のモンスター。ロサーレス側にはあのスーパースタ・カネロがついて来ていてリングサイドで応援していた。カネロに感想を聞いてみたいが、日本の軽量級ボクサーの質の高さに驚いたんじゃないのかなあ。DrストップでTKO。

●堤聖也 Vs 井上拓真インターハイで負けた堤はそのリベンジをと意気込みを語るも井上拓真は相手にせず。この熱の質の違いが問題だった。堤は公言通り最初から果敢に攻め続ける。一方拓真は余裕綽々で受けに回ってあしらっているように見える。
だが、はっきり言おう。「拓真よお前はもうすでに負けている」。
 尚弥の弟ということで周りが必至に盛り立て、本人もその気になってしまったのかな。
だが相手を見下し舐めたら足元をすくわれる。最初から相手を警戒し調子づかせないように必死にやれば勝てたかもしれない。
最終ラウンドまで続くんかいなと思わせる堤の猛攻をいなしきれず徐々に被弾が多くなる。もう流れは止まらない。3-0で堤君見事ベルトを奪取。

 勝利の後リング上で披露した堤誠也のインタビューの受け答えが本当に素晴らしかった。
勝って奢らず、支援者に感謝し、拓真にはここまで連れてきて貰ったという彼の真摯な言葉に涙が出そうになった。好漢堤聖也、君は常にこれからの人生でも勝利者であり続けるだろう。

 そのほかの選手達のインタビューも全員素晴らしか無我夢中で修練を積み無意識に己の人生を輝かせるようとする、尊敬すべき人間の姿である。これはボクシングではない、もはや拳道と呼ぶ方が相応しい。

野球・サッカー・日本人の手によってすべては道に昇華していくのかもしれない。


今日もあるんだぜ~。(うれしいな~)
かんべんしろよ~。(ゆるしてやるよ~)
何でオラスクアガが日本人扱いみたい何ってんだ?(日本人だろ?)
田中恒成のしゃべりが又上手いんだよな~。(勝たなきゃしゃべれないぞ~)


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