日本に黒人奴隷? お粗末すぎる顛末
第二の慰安婦問題になりかねないと日本中で大騒ぎになったらしい『アサクリ騒動』。
誰かが意図的に話をそらしていたのだろう、途中で論点がずれ闇に深さを感じました。
問題はいたってシンプル。
宣教師が連れてきた黒人を信長が珍しがって引き取り弥助という名で抱えた。
抱えたとは雇ったということで家屋敷も当てがわれ帯刀も許されたらしい。
これが武士かどうかといと怪しい。主君に対する忠誠心など当然ない、がそれは枝葉末節。
問題は、この歴史的事実をノンフィクションという体で本を書いた日本人がいて、
その中で日本国内では「黒人を奴隷にすることが流行した」と書いていること。
その本を参考にしたのか、同じような内容で西洋で出版したのがトーマス・ロックリーなる人物で、
それをアサシンクリードというゲームに取り込み売り出して大ヒットさせたのがUBISOFT。
その後「日本には多くの黒人が奴隷として存在したことが歴史的事実ように語られ始めた」
ということで、それを正そうとSNSで多くの日本人がこの問題を取り上げ「フィクション(嘘)である」と批判し始めた。
当然である。日本に黒人奴隷がいたなどという戯言は一度も聞いたことがない。そもそも奴隷制度が存在しない。
だから批判者の一部では後々「第二の慰安婦問題になりかねない」と危惧する声が上がったがあながち的外れではない。
と、ここまでのことだけなら、フィクションをノンフィクションと偽って書いた作家、
それを元にありえない日本社会像を実話の如く見せたゲーム会社が
きちんとフィクションであるいことを説明して、ねがわくば謝罪でもすれば、それで済んだ話。
ところがここで思わぬ人物が登場する。知る人ぞしりデービッド・アトキンソン。
元ゴールドマン・サックスのマネージング・ディレクターだったイギリス人で、
日本に来て日本文化に傾倒し、会社経営・評論家・政府顧問外様々な機関で要職を務めメディアにしばしば登場する大物。
日本文化に深くかかわっている人物と思われていた彼が、この騒動に首を突っ込み
「黒人奴隷が居なかったというエビデンスを示せ」
こう言われると日本人なら誰でも驚く。「黒人奴隷がなかったことを証明せよ?正気か?」
私もそう思う。なかったことの証明いわゆる「悪魔の証明。彼の日本観はこれほど浅薄なものだったのだ。
続いて「日本には奴隷船などなかった」いう反論に、
「シルクロードを知らないのか?」
これまた日本人を小ばかにしたような質問がえし。もう取り返しがつかない大炎上。
黒人奴隷を歩かせて大陸移動?君たちでさえそこまで愚かなことをしなかっただろう?
その後彼の行方は知れない。
なぜ彼がこのような雑言を吐いたのか、何らか理由があったのかどうかは知る由もない。
それにしても愚かすぎる。こんなレベルの低い男だったとは。
何か日本に恨みでもあったのかな?もはや日本に住むことも叶わないだろう。
もっとも彼は日本での役割を終え、日本を去るにあたって、
これまで日本人にぺこぺこしてきた恨みつらみの仕返しのつもりだったのかも知らないですね。
蛇足になるが、ロックリー氏が書いた本の基になった本を書いたのが『岡美穂子』東京大学准教授。
この方も突然ロックリー氏を擁護するコメントを発し始め炎上したのだが、
その理由はロックリー氏と以前から交流があり、ロックリー氏の本が自分の本を参考にしたものとばれるのを恐れたからだろうう。
黙っていれば誰も気づかなかったかもしれないのに「とんで日にいる夏の虫」である。何となく夏の虫らしき雰囲気があります。
蛇足の蛇足、イギリス人は・・・いや、止めとこう。
奴隷のような亭主が激増しているような気がしますが、本人は喜んで奴隷になっているような。
奴隷のようなではなくて紛れもなく奴隷です。