ロシアのウクライナ侵攻に全世界は騒然としているというのに、日本だけ阿呆の如く素知らぬ顔でロシアと経済協力会議を開くという。
北京冬季オリンピックに、主要国は『政府要人の開会式不参加』という方法で中国の『ウィグル弾圧』に抗議したが、日本は橋本聖子氏を送り込んだ。

岸田政権のこの『意志のない人形の如き無策』はどういう結果をもたらすか末恐ろしい。
中国・ロシアという民主主義と程遠い異形の覇権国家にすり寄り、民主・自由主義陣営の同盟国であった日本は、その基本政策を放棄するつもりだろうか？

　最初から中・露寄りではないかと危ぶまれていた米国バイデン大統領は、とうとうロシアの攻勢に耐え切れず『武力制裁の放棄』を公表するに至った。つまりプーチンの脅しに屈したのだ。
この脅し一辺倒の中・ロに笑顔で握手を求める我が日本国の総理にも得体のしれぬ恐怖を感じる。
岸田総理は、中国・ロシアの武力恫喝に端から屈服して無抵抗主義を貫くことをなんとも思わぬ御仁と見える。

まあ日本のみならず欧州の首脳達も大差はなさそうだ。
インフレの基盤をロシアに頼りガスの供給を止められたら国家が成り立たないというのだから、まるで落語でも聞いているみたいな間抜けな話である。

バイデン氏が、米国は武力攻撃に対し『経済制裁』という報復手段しかとらないと発表した今、
中国が台湾に対し武力攻撃を選択する可能性は非常に大きくなった。
その時日本、いや現政権はどうするつもりだろう？

台湾と手を組んで中国の武力に抵抗するのか？
その闘いに米国の支援は見込めるのか？
インド・オーストラリアは中国に対峙するのか？

ここ最近テレビで見るプーチン氏の顔は不健康に膨れ上がっていて、どこかに重篤な病気を抱えた病人に見える。
死期の近い独裁者がどんな政策をとるか考えただけでも空恐ろしい。
戦争を起こし全人類を道連れにしようと考えているのかもしれない。
そしてそれは中国・習近平も同じである。

原発に反対し福島の放射能汚染を世界にアピールする、
滑稽極まりない５人の元首相を抱える日本は、
他国から見ればロシア・中国よりも得体のしれない国に見えるかもしれない。