恐ろしい世の中になったものだ。

左翼などというもはとっくに絶滅しているのに、
左翼思想の『平等』だけを抜き取って旗印にし、
時に些細な不利益をこうむる人たちを『被害者』に仕立て上げる。
その上で『被害者』の代弁者として恣意的に『加害者』を仕立て上げる。
その口から与太者同然の言いがかりを付けて非難する。
時には法律も何も無視して『加害者』と決めつけ、
相手の人間性を否定し、全ての人権をはぎ取り社会的に抹殺する。

ここには左翼も右翼もない。ただ人権を守れと『善良』を装うその『善良』なはずの人達が、自分たちの主張に反対するという理由だけでごく普通の人をあっという間に『加害者』に仕立て上げ、ピラニアの如く彼らの名誉も地位も財産も喰いちぎっていく。。

といっても何の力もない一般人にこんなことはできない。

権威（有識者）、権力（政治・官僚・行政）、資格（弁護士・検察）・情報発信力（メディア）等を持っている人にしかできない。
何度でもいう、右翼も左翼もない。
彼らの口から出る言葉や、善意に見せかけられた行動は全て、己と己の属する集団の利益を求める汚らわしいエゴに染まった欲望である。
彼等は似非リベラリストで・愚かなポピュリストで・狡猾な利権集団で・歴史を偽る修正主義者で・目的のためにしばしば差別を正当化するレイシストである。
今日本の国会でまともな政策論議がなされなくなったのも、国会議員の大多数がこのような人達で構成されて居るからである。

恐ろしい世の中になったものである。

大手メディアが五輪開催反対を唱え、
その一方で五輪中継を題材にした報道を平気で行うのだ。
「政府は何一つ先手を打たぬ」と批判する有識者は、
政府が『緊急事態宣言』を出すと「本当に必要なのか」と批判する。
あろうことか、
接種するかどうか本人の自由である予防接種を的に、
反対デモを繰り返す団体の意図や構成員の調査はされているのか？

全く恐ろしい世の中になったものである！