2021年6月11日

マクロン43歳!お若けえのお待ちなせえ!

フランスのマクロン大統領は10日、先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前にパリで記者会見し、

インド・太平洋戦略で
〇「われわれ(EU)は誰とも提携しない。米国と提携せず、中国のしもべにもならない」
〇「インド太平洋を米中対決で粉砕してはならない」
〇「中国はパートナーでもある。多国間主義の枠組みに取り込むことが大事だ」

 

マクロン大統領は何歳かいなと思って調べてみたら御年43歳!若い!

まあ政治力が年齢に比例するなどとは思わないが、誤った理想を夢見る観念論者が多いのは若者であることも事実。
我々の学生時代共産主義国家を賞賛し左翼革命の夢を饒舌に語っていた彼らは今どうしているだろう?

歴史の浅いアメリカが昔から中国びいきだったのもしょうがない。
(おかげで日本はとんでもないとばっちりを受けた)
そのアメリカ(キシンジャー)のおかげで中国が大発展したのは間違いない。
いまや経済力と武力の双方を身に着けた中国は、
覇権を求め後進国を支援して国連を乗っ取り、じわじわと野望を現実のものにしようとしている。

この時期にフランスのマクロン氏の発言はいただけない。

「おい、お若けえの。手前の眼は節穴か?!」
フランスはいつからEUの代表になったのだ?

 

だがこの点において日本は偉そうなことは言えない。
1992年、天安門虐殺で世界中が中国を非難する中、宮澤喜一は天皇陛下を訪中させるという離れ業で中国の孤立を防いだ前歴がある。
だがあの当時中国は貧しい共産主義国家であった。

だが今の中国は米国と覇権を争う超大国だ。
一歩間違えればインド太平洋は中国にのみ込まれるのだ。
(そこにはもちろん日本も含まれる)


皇室外交で中国を利した日本の自民党政治家。
「豊かになれば中国は民主化する」と世界を騙したキッシンジャー。
マクロン仏大統領は、これらの2大媚中派についで
後世に語り継がれる愚かな政治家の仲間入りを果たしたようだ。


それにしてもフランスは文化も伝統も歴史もある大国だが、
政治的にはいつまでも成熟しない似非リベラリストから抜け出せない国のようである。

 


コメント(1)

  1. 西洋史にうとい爺さんより 

    ナポレオン戦争でも最初は勝ったけど最後には負けてパリまで攻め込まれ、第1次・第2次戦争でも立派な敗戦国なのに、どうしたことか戦勝国と言っています。
    同じく中国も韓国も戦争に勝ったこともないのに戦勝国と言っているので、マクロンさんは歴史を正視できない国々の連合でも創ろうと思っているのではないでしょうか?。

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