2019年10月13日

自民党重鎮が9条を守れ!?

 自民党岸田派(宏池会)の名誉会長・古賀誠元幹事長が『憲法九条は世界遺産』(かもがわ出版)を出版。

 

 なんだこれ?岸田派にとってマイナスでしかない本を、何でこの時期に出版するのだ?

「先の大戦で父親が戦死し、苦労する母親の姿を見て政治家を志した生い立ちを紹介。戦争未亡人を再び生み出さない平和な国をつくりあげていくことが政治と主張し、自衛隊を明記する自民党の改憲案について反対している」とか。


こんな言い方はしたくないが、あまりにあざと過ぎないか。
戦争で苦労した両親なんざどこにでも溢れている。
二度と戦争のない世の中をつくりたいという政治家も溢れている。
野党政治家の中にも同じような境遇の人はいくらでもいた。

 

だが野党と自民党が違うのは、そこから先だ。
「戦争や武力に翻弄されないように自分の国は自分で守る。虎狼の如き国々に囲まれた日本には戦争抑止力としての国防軍備は不可欠」と考えるリアリストが自民党。
「9条の『戦争放棄・軍備放棄』という条文があるから日本は戦争に巻き込まれなかった。だからこの平和憲法を変えてはならない」という実に非論理的なお花畑が野党・護憲派の意見。

 

なぜ非論理的かと云うと「平和憲法があるから戦争にならなかった。平和が守られた」というのに何の根拠もないからだ。もし本当にこの平和憲法のとおり日本が「軍備と日米安保」を放棄していたら、とっくの昔に日本なんて消えていた可能性の方がはるかに高い。
(もしどうしても確かめたかったら今から軍備放棄・日米同盟破棄をやってみればいい。そうしたら結果はすぐわかるが二度と後戻りはできない。日本は消滅する。今韓国がトンデモ大統領の下でそれに近い無謀な実験に挑んでいる。民主主義国家が主権を放棄して独裁国家に国民を捧げる二度とは戻れない実験だ。南北朝鮮がどうなるかしっかり見ることだ)


根拠もなく「平和憲法で日本が守られた」という主張は非論理的でまやかしでしかない。

まあ護憲派の連中は、そもそもから『日本国を破壊し共産国家にする」のが目的だから、その意味では筋は通っている。悪魔の描いたシナリオだけどね。

 

で、古賀誠さん、あなたは自民党で何をやってきたのですか?
政権与党の持つ利権で『私腹を肥やしてきた似非保守』だと今になって告白されたのは、
もう今更『隠れ共産主義者』であることを隠す必要がなくなったからなのでしょうね。

長年ご苦労様でした。しかし騙され続けた支持者たちはいい面の皮だね。


コメント(2)

  1. reporterより 

    このところ自民党がおかしい。その中には安倍総理も含まれる。
    消費税強硬に端を発し発言に違和感を感じることが多い。大丈夫か自民党?
    「トランプ政権が中間選挙で敗れる」という確証でもあるのか?
    蝙蝠外交の愚はムンジェインだけで結構。安倍総理の迷いはなんだ?

  2. LENNONより 

    古賀なんてタダの馬鹿だから気にしないで大丈夫だよ。何の影響力もないし単なる死を待つ老害だからね。

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