地方紙の３面大見出しに『韓国の市民革命』とは畏れ入った。
一々革命の定義など引っ張り出すのも大人げないので書きはしないが、しかし地方紙とはいえ新聞社が韓国の混乱を『市民革命』などともてはやすとは、もはや新聞には知性も感性もないただの黒インクの手あかのつく薄汚い紙切れに堕したということだろう。

日本に巣くう異国人が「韓国の民主主義がうらやましい」などとたわごとを言うのには腹も立たないが、もう少し勉強してくれよとは思う。
デモで物事が決まるなら民主主義ではない。そもそもデモで主張しなければそのほかの手立てがない体制など『民主主義』と呼べるはずがない。

韓国はどうだろう？
新聞社に問おう。韓国は日本が羨まなければならない民主主義国家なのか？
民主主義国家であるならば『市民革命』などと呼べるものが起きるはずがない。
民主主義国家でないのなら韓国の体制は一体何と呼べばいいのかい教えてほしい。

『市民革命』などと頓珍漢なことを言う新聞社には答えられないいだろう。
僭越ながら私見を言わせていただこう。
韓国は今、古代ローマや中世ヨーロッパに見られた、文明の崩壊した『暗黒時代』を迎えた国家である。
人権派リベラリズムの極地である共産主義国家も暗黒国家である。歴史上、ほとんどの共産主義国家は国民大虐殺を行っている。
それらは非人道的であることに気づかない「平等を理想とする思想」が引き起こしたものである。

今、韓国に『暗黒時代』をもたらしている勢力には、分裂した共産主義国家・北朝鮮の影響を受けている者は多い。
しかし本当の原因はそこにはない。
なぜなら、日本から巨額の資金をせしめ、技術を奪って曲がりなりにも民主主義・自由経済国家へと脱皮した韓国が、そうやすやすと共産主義勢力に飲み込まれるはずがないからだ。

ならば韓国が『暗黒時代』を迎えた本当の原因は何なのか？
それはおそらく、これまでにない想像を絶する種類の混乱である。
『人類史上例を見ない壮大で愚かな試み』の失敗である。

それは、ＷＷ２後のパックスアメリカーナの時代に、アメリカの犯した過ちに乗じて、自国の歴史をそっくりそのまま日本のものとすり替えようという、誇るべき歴史一つない民族が夢見た狂気の試みである。

　被侵略国を装いまんまと被害者として独立を果たした韓国は、李承晩初代大統領が日本侵略をもくろむ。
対馬領有を宣告し、対馬を侵略しようと半島南部に軍を集結させた結果、１９５０年北朝鮮の侵攻を招き朝鮮戦争を引き起こした。
米軍の支援で失地は回復したものの、大量の難民が日本に不法入国し、日本政府が犯罪者を韓国に送致しようとすると韓国政府はそれを拒否。その挙句「戦時中に日本に強制拉致された」といいはじめ、日本に巣くい被害者として特権を主張しはびこってる。
１９５２年１月、朝鮮戦争の停戦のめどが立つと、今度は日本海に勝手に海上軍事境界線（李承晩ライン）を引き竹島を奪取した。結果、多くの日本漁船と４０００人以上の漁師が拿捕され４４人が殺害された。

　その後、日本が経済的に発展すると、戦争犯罪を糊塗しようとする米国の弱みにつけ込む形で歴史を捏造し、「全ての請求権を放棄する」としたためた『日韓基本条約』を結び、日本から当時の韓国国家予算の２．３倍にもあたる８億ドルの賠償金をせしめ、漢江（はんがん）の奇跡と呼ばれる経済発展を成し遂げた。
　しかしその後も従軍慰安婦を筆頭に数々の歴史捏造で日本を貶める一方、数々の日本文化をことごとく韓国伝来・発祥と主張し世界的にアピールするという活動を精力的に推し進めた。
最近では芸能分野において『韓流』という朝鮮半島を極端に美化した作品を送り出して歴史捏造にいそしんでいる。

　この韓国の執念深い活動の極めつけは、事実をひた隠すこれらの嘘を『学校教育』の場で子供たちに教え続けたところにある。
この極めて悪質な歴史と文化の剽窃に何の根拠もなく、他国の目にさらされたとき認識に齟齬を引き起こす。
韓国の若者の歴史・文化の誤認は、自らにストレスを引き起こし、『火病』と呼ばれる狂乱症状を呈する。

このような状況で、本当の歴史も知らず誇るべき文化も知らぬ人々の精神は、
必然的に利己的で独善に陥り、横暴で追従的で攻撃的にならざるを得ない。

一旦ことあらば法律さえも恣意的に運用し、世界に類を見ない事後法まで制定し過去の罪を裁く。
韓国の大統領は任期を終えたのち、必ずと言ってよいほど在任中の罪を暴かれ断罪される。
キリスト教の亜流新興宗教が次々登場し、ローマ法王さえ「霊的に生まれ変わるべき」と匙を投げる。

『韓国の市民革命』は、初めて在任中の大統領がターゲットになり罷免されたというだけのこと。
今後だれが大統領になろうと同じことを繰り返すだろう。
韓国には「互いに相手の権利を尊重する」ことが前提となる民主主義など根付かない。
「日本の歴史と文化をそっくり奪えば日本になれる」と思いこんだ、この狂気と強欲と独善が、韓国の過ちであり癒しがたい病巣である。

韓国が『暗黒時代』を迎えた本当の理由は、彼らの精神にあるのです。