闇営業問題の顛末 吉本誤算

 宮迫博之・田村亮の両氏が謝罪記者会見。以前から謝罪したいと所属先の吉本興業に相談していたが許可が出なかったという。
いや、許可が出ないというより「会見するなら解雇する。どちらかを選べ」と云われたというのだから、

これはもう立派なパワハラである。

 なぜ吉本はそこまでして彼らの会見を封じ込めたのだろう?
芸能プロダクションなら、商品である彼らの価値を保つためにあらゆる支援をするのが当然だと思うのだが、会見もさせず何も手を打たず一体どうするつもりだったのだろう。

 それ以前に、「契約書一枚もない」吉本という企業と芸人の関係は一体どのような関係なのだろう?契約書がないということは『雇用関係』はない。おそらく最も可能性が高いのはマネキンやモデルのような『紹介業』だが。それでも契約書は必要だ。

 とすれば彼らはホステスみたいに請負業形態の事業主ということになる。本来ならそれでもきちんとした契約書は必要であるが、特殊な職場をあっせんできるプロダクションは請負業者対し絶対的な権力を持つ。お笑い芸人など人気が出るまではただ働き同然に働かされても何一つ文句も云えなかっただろう。

 

 今回、宮迫・田村両氏は首を覚悟で自主的に会見を開いた。
生殺しにされそうな彼等が『芸能人生命』をかけて吉本に喧嘩を売ったカッコウ。

 会見を見たが、彼らは吉本興業からは離れざるを得ないが、どうやら『芸能人としての生命』はつなぎとめただろう。

だがビートたけし氏が
「吉本は芸人が生活できる最低保証ぐらいしてやれよ」と批判的ながら、その一方で宮迫・田村両氏に「覚悟が出来てない」。
その意味は「お笑い芸人があんな(悲壮な)姿を見せたら見る側の人が笑えなくなっちゃうよ(笑い飛ばすくらいの芸人根性を見せろ)」ということのようだ。

 まあさすがというしかないコメントですね。
ビートたけしも同情的だが、さんまも「自分の事務所で雇う」、まっちゃんも「後輩芸人は不安よな。松本動きます」とコメント。


 会見後のニュースや報道番組が宮迫・田村両氏への同情的なコメントばかりであきれてしまった。

『闇営業・闇営業』と騒いでいたメディアは、
本当に驚くほど定見がないね!

 

 今後世論は吉本批判に傾き、吉本興業に所属する人気芸人たちがこぞって独立する流れになるだろう。
『吉本』が潰れるかどうか?おそらくそれはないだろうが、かなり大きな痛手を負ったことは間違いない。

で、最初に戻るのだが、なぜ吉本興業は彼らの謝罪会見を拒んだのだ? 判らん!誰か教えてくれ!

どうやらそこに本当の闇があるのだろう


 まさか『オレオレ詐欺』の黒幕が『吉本興業」なんてことはないだろうが、反社会勢力と芸能界のつながりは昔から公然の秘密。
芸能界で持っているテレビ局もまた同じ穴のムジナ。芸能界を目指す若者はそれくらいの知識は持っていなければこんな目に合うよ。

テレビ局の報道しない自由はヒドイ

テレビ局は真実を求め真実を報道してくれないかなあ。
ない物ねだりですか?


コメント(3)

  1. reporterより 

    冗談のつもりで「オレオレ詐欺の黒幕は吉本」と書いたら、「詐欺グループの会社『CARISERA』は吉本のスポンサーだった」という記事が出てた。
    吉本興業がタレントに記者会見をさせなかった理由はこれですね。

  2. LENNONより 

    この問題の根本は何だろうね?反社会勢力と呼ばれる犯罪者と犯罪者予備軍ってのが娑婆をウロついてる事が原因じゃ無いのかね?こいつらが居なきゃ問題は起こり得なかったって至極単純な話なんだがね。早い話が暴対法が緩いからと警察の取締りが緩いからだろうに。こう言う連中が社会に必要か不必要かで判断すりゃあ良いだけの話でしょ?フィリピンのディテルテを見習わなきゃ。

  3. reporterより 

    宮迫のしゃべりが『演技(嘘)っぽい』気がした。そう感じながら云えなかったが、どうやら皆さん同じように感じた人が多かったようですね。亮君は嘘つけないだろうけどね。まあどっちもどっちだからどうでもいい。警察は詐欺グループ・犯罪者を捕まえてよ。
    ゴーン事件と比べたら小っちゃい事件ですよ。

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