2019年1月18日

角を矯めて牛を殺す!

2018年7月23日の記事である

 フランス政府は、2014年に「株式を2年以上持つ株主に2倍の議決権を与える『フロランジュ法』を制定。ルノーを通して日産の経営に関与しようとした」。しかし、これに対し、日産側が強く抵抗したため、交渉の末、フランス政府は経営に関与しないことで合意せざるを得なかった。(この日産側というのはカルロスゴーン氏のことである。彼はルノーによる経営統合に反対していた。「(日産自動車を含めた)3社の対等なパートナーシップが競争力につながる。日産、三菱がルノーの完全子会社になる可能性はゼロだ」と断言した。)

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当時、この問題を担当していた経済産業デジタル大臣こそが、現在のマクロン大統領。マクロン氏が当時の失地を回復しようとしているとすれば、強硬策に訴えてくる可能性もある。

 

さて、ついにルノーがカルロスゴーン氏のCEO退任を決定した。
これが何を意味するか解るだろう。
こうなると、もはやルノーが日産を子会社化することに
反対・阻止することができる者は3社連合内にはいない。

 

いるとすれば日本政府ぐらいだが、安倍総理は以前から「民間企業間の問題」と突き放していた。今更口をはさむことはできないだろう。

まさに『角を矯めて牛を殺す!』とはこのことである。


コメント(1)

  1. reporterより 

    『今日、フランス政府が自国の自動車大手ルノーと日産の経営統合を日本政府に要求した。』
    西川よ!
    自分の無能を棚に上げ、5億の報酬が惜しくて上司を陥れ・日産を血祭りにあげ、従業員を路頭に迷わせ本望か?

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