2019年1月8日

『地検・日産』対『ゴーン』 さてどっちに軍配が!

 東京地裁で『勾留理由開示手続』が行われ、その中で日産の元会長カルロス・ゴーン氏の意見陳述が行われた。今それが終わって弁護団から裁判官に意見陳述が行われているようだ。

 

 この地検特捜部と日産側の『司法取引』に応じて逮捕されたカルロスゴーン氏の容疑はころころと変わった。

マスコミから発表された最初の容疑は、「海外各地にある不動産をカルロスゴーン氏が私有化(搾取)した」というものだった。
それがいつか「年間10億ドルの所得を隠ぺいし続けている」となり、
その後「その10億は退職後に受け取るような取り決めだが記載義務を怠っている」となり。
その後「退職後に受け取る金銭であっても所得となる」と言い始めた。
(これはすごい!サラリーマンみんな貰ってない退職金の税金だけ前払いしなければ脱税!)

地裁に拘留延期を拒否され他地検は、さすがそれまでの容疑では無理と思ったか、
「ゴーン氏は自身の金融商品取引で生じた16億の損失を日産に支払わせた」といいはじめたのだが、
その損失額が「数千万円」となり「おやっ」と思ったら、この手続きの中で日産に損害はないと判ると、
「一時的とはいえ日産にそのような義務を負わせたことが問題である」と言い始めた。
地検の中には「さすがに無理があると思う人が増えた」のだろう。
今度は「サウジアラビアの王族に16億円供与した」といいはじめた。

今現在の容疑はここである。

 

どうです、何かに似ていませんか?振り上げた拳の落としどころが無くなった人。

 ほら自衛隊機にロックオンして抗議されたたら、「愚にもつかぬ言い訳を繰り返し、悉く矛盾を指摘されて、とうとう世界中に自分たちの正体を曝してしまった『お隣さん』の言訳に似てませんか?

 

え?どっちが似てるのか? 『お隣の言訳』と『地検のころころ変わる容疑』です。
これで有罪になったら、世界から『お隣さん』以上の『司法腐敗』と批判され、日本の司法は壊滅する。

 このニュース、朝日のスクープだったんだよね。
最初から朝日新聞と西川社長のあまりの段取りの良さが胡散臭かった。
みんなが「ゴンはひどい!ゴーンは強欲」っていう人ばっかで、メディアに乗せられるってことは恐ろしいとつくづく思ってしまった。

 

 

 一方、ゴーン氏の発言は日産の広報担当者は「(ゴーン氏の発言は)司法手続きの一つのプロセスなので、コメントしない」と発表。「社内調査で解任に足る不正は判明している。検察当局の捜査結果とは別に、取締役会で会長職の解任という結論を出しており、全く揺るがない」「例えば役員報酬の虚偽記載では法的な問題以前に、株総会での直接の説明でも、株主を欺いていたことになる」(幹部)
というのだが、これよく聞けばものすごいゴーン氏を蔑視した発言ですね。
検察と司法取引しておいて『自分たちの判断と検察当局の捜査とは別?』。そんなあ。当局に身柄を差し押さえさせ役員会に出席できなくしておいて『(ゴーン氏の解任を)取締役会で決議。揺るがない』ですか。

いや!この言い草はすごい!かつて日産という大会社が危機に陥った時、日本の金融機関の支援を受けられず倒産しかかった理由がよくわかった気がする。
クーデターまがいのことをして株主に大損害を与え、『それらは全てを人のせい』にして本当にそんなことでいいのか?

 

『お隣さん(韓国)』は? あれは問題なく『腐ったお隣さん』の悪行。 ま、いつものことだからね。

 


コメント(5)

  1. 老婆より 

    彼は確かに潰れかけたニッサンを救った人で、その偉大な功績でとてつもない報酬を要求するのは当然ですが、会社の金と私的な金の公私混同がまずかった。
    つまり一番偉い人になって何でもできる思い違いして、不注意だったのではないかと思います。
    不注意でそのつもりが無くても罪を犯すことや違反行為をしてしまうことはありますからねぇ!

  2. 常識のある老婆より 

    ゴーンさん満員電車に乗るときには、万一にでも痴漢の冤罪にならないような注意が必要です。
    例えば両手を上に上げるとか、股間を女性の方に向けないとか、老婆であっても一応は女性なので気を許すことは出来ませんぞ。

  3. reporterより 

    ゴーン弁護団の記者会見が中継されているが、あの反日の牙城・FCCJ(外国特派員協会)だった。もっと適当なところがなかったのかねえ。まあ今回は反日は関係ないだろうけどFCCJにいる外国人記者はとんでもない反日、まともじゃないよ。
    しかし外国人にとって日本の検察のやり方はやはり『自白強要』に見えるのだろう。その通りなのだが、これがまた江戸時代の名残とくると、日本の歴史も『誇れるものばかりではない」ということですな。

  4. reporterより 

    最終的に問題になっているのがサウジアラビアの要人との取引。だが担当弁護士(元検事)によれば「検察はこの容疑者に確認をとっていない!極めて異例な状態!」といってます。
    なんかゴーン氏の担当検事は、今回の特捜部の操作手順に、相当頭に来てるみたいですね。

  5. ただの老婆より 

    日本に限らず、旅行でその国を訪れたり特にその国で働いたり事業をする者は、全てその国の法律を知っているべきで、決してその国の法に反する行動をしてはいけないのが常識です。
    「他の国ならそうではない!世界のスタンダードは!」という議論は出来ますが、思い上がりやその国の法律の軽視が命取りになることが多いですね。
    中東のイスラム圏のリゾートホテルでキスをしていて逮捕された、日本の新婚さんが典型的な例です。
    隣の国は最近まで姦通罪が有りましたが、未だに姦通罪のある国もあるかも知れないので要注意です!

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