2018年9月10日

なおみ節 炸裂!

 全米オープンテニスで大坂なおみ選手が日本人(?)として初優勝。歴史的快挙まことにおめでとうございます。欲を言えば錦織選手も・・と期待していたのだが男子の方は層が厚すぎる。

 

 この試合で女王セリーナ・ウィリアムズがこれ又歴史的な大荒れで、危うく没収試合になりそうな勢いで審判を罵倒。なぜか知らないが表彰式でも観客がブーイング。大坂選手がブーイングを受けるいわれはないのに、なぜかセリーナ・ウィリアムズが「できる限り素晴らしい瞬間にしましょう。おめでとう、なおみ。これ以上のブーイングはやめて」と観客に呼びかけた。

 我々から見ると変な話で、なぜかまるで大阪選手が悪いみたいな雰囲気に。ところがその大坂選手が勝利者インタビューで「こんな終わり方ですみません」と涙を流して謝罪した瞬間、観客みな我に返ってブーイングはぴたりと止まった。

 この大坂選手の行動は外人には理解できないし、今の日本人にも首をかしげる人がいるかもしれない。だが日本人なら「君は何も悪くないんだから謝る必要はないんだよ」と言いながらも、シンパシーを覚える人が多いだろう。この行動は実に日本的なものだからだ。相手が怒ったり悲しんでいたりすると、ただそれだけで「気がつかずに相手を傷つけていたのかもしれない」と相手を慮るのが日本人なのだ。

 しかしこのメンタリティ―はほとんどの民族・国民にはない。観客もインタビューを聞いて「なぜ彼女は謝っているのだ?」と理解できずに毒気を抜かれたと言うところだろう。まあこればかりは仕方ない。日本の文化・歴史が培ったものだ。

 

 だが一つだけ思うことがあった。 
 これまで歴史問題で「なぜ日本人は謝るのだ?」「悪いことをしたから謝ったのだろう」という風にしか受け止められなかった日本人的行動が、この件である程度『日本人固有のメンタリティー』として理解されるかもしれないという期待である。
そう受け止めてもらえれば、その謝罪の後に続く『公平無私な日本人の言葉』により真摯に耳を傾けてもらえるかもしれない。そうなれば日本が抱える歴史認識問題にとって大いなる貢献である。

なおみ頑張れ!これからも『なおみ節』で日本人を救ってくれ!

 


コメント(2)

  1. 常識的な老婆より 

    「なおみ」良い名前ですねぇ!
    日本人にも外国人にも多くある名前です。
    わたしも孫が生まれたら、名前は「なおみ」にして欲しい。

  2. reporterより 

    これから日本で生まれる女の子の赤ちゃんの名は、10人に1人は「なおみ」になるでしょう。

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