2022年7月8日

山手線を止めた男

JR山手線の渋谷駅で線路に財布を落とした男が、「後で拾うから」という駅員の説明に納得せずホームに下りようとして駅員に止められ、腹を立てた男が非常停止ボタンを押してしまった。これがネットで話題に。

この男の行動をとがめた駅員が
「山手線、止めてんだぞ」「大勢の人に迷惑かかってんだよ」
「とりあえず交番行くからな。今日帰れねえからな。事情聴取、長えから」
怒鳴っているところで動画は終わる。

 

非常停止ボタンを押した男を非難するコメントもあれば、口汚く罵った駅員を非難するコメントもある。
なかには受け狙いで投降した人を責めるコメントまである。

もう世の中『事の善悪』を判断できない人がこれほどいるのかとあきれるばかり。

私事で非常停止ボタンを押した男の行為は犯罪である。
この行為で被害がでればJRは損害賠償を請求できる。
責任は非常停止ボタンを押した男にある。

 

今の若者達日常の言葉遣いにものすごく気を使っている。
もう馬鹿丁寧と言っていい。
それ程他人とのいさかいを恐れているのだろう。

そんな若者たちにとって駅員の罵詈雑言とも思える叱責が暴言に思えるのだろう。
しかしそれを指摘する前に私事で非常停止ボタンを押した男の非常識を理解できないのだろうか?
それをとがめた駅員の言葉の最後の言葉だけ切り取った動画で駅員を非難するのは的外れもいいところ。

日常的にバカ丁寧な言葉遣いの若者が、一旦切れると被害者として執拗かつ口汚い言葉で攻撃する。
この件の駅員にもその傾向はあったのかもしれない。
だがそれは職員の規範・規律として上司が注意すべき程度の事。


ボタンを押した乗客は
「誰かに押されて財布を落としてしまった(自分の責任ではない)。」
「それを説明しても財布を拾てくれなかった」
「だからボタンを押したのだ」と主張しているらしい。

つまり自分は被害者、
それを助けないJR職員も加害者、
だから自分で非常停止ボタンを押した。

こういう論理なのだろう。

げに恐ろしきはこの類の『苦』を抱えた『エセ被害者』である。
ヤクザや犯罪者の大半はこの『エセ被害者』である。
投降者を批判するという人もその傾向が強い人でしょうね。


ヤクザが一般人になったのか一般人がヤクザになったのか。

もしこの男が線路に降りてはねられたら誰を責めるんでしょう?

 

 

 


コメント(1)

  1. 爺さんより 

    社会不適合者がたまたまニュースに話題になった今日この頃ですね。

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