2022年4月20日

ちょっとお気の毒

 

吉野家の常務が早稲田大学の社会人向け講座で「生娘(きむすめ)をシャブ(薬物)漬け戦略」などと発言して首になったらしい。

しかしこれで首とはちょっとお気の毒な気がする。
センス悪いし面白くもない発言だが、
「若いうちに吉野家の味を気に入ってもらい生涯吉野家ファンにしたい」
と言う意味であることくらい、誰にでも容易に察しが付く内容だろ。

まさか講座を聞いている人がみな真に受けて「吉野家が本気でこんなことをする企業だ」と思ったとでもいうのか?
そう思った人がいるなら、そりゃ平謝りするしかない。

でもそれだけ。


もし講義内容が全てこんなあほなことばかりで終始していたのなら論外。
普通の人間なら馬鹿らしくて聞いていられず出ていく。
出て行ってないようだから、他の部分はまともな講義だったんじゃないんですか?
もしそうなら『社会人講座』を聞きに来るくらい学習意欲のある真面目な人たちから、
ジョークにもならない言葉を使う阿呆「ナンセンス・講師失格」という烙印を押され自分の評価を落とすだけのお話でしょ?

講師の言葉遣いを全面的に擁護するわけじゃない。
だけど、これをニュースにしたメディアの報道にはより質(たち)の悪さを感じてしまう。
『生娘(きむすめ)をシャブ(薬物)漬け戦略』という言葉以上の悪意のあるひどい偏見や捏造文章が、各種メディアの中に氾濫していても誰も問題にしようとしない。
いや自分達のことは気付かない、もしくは自分達には許されていると勘違いしているにちがいない(蓮舫さんのようにね)。

この件、私には、メディアの皆さんの
『自分たちのことは棚に上げた』感が凄くてビビります。
そう思うのは私だけなんでしょうかね。

吉野家の社長さんは仕方がないですよ。
こんなニュースになっちゃったらどこの会社でもきっと同じことをします。
それほどメディアは恐ろしい。メディアの自覚のなさが恐ろしい。

こんなことを言うと私も責められるのかな・・恐ろしい!

 


コメント(2)

  1. 毎日粗食の爺さんより 

    「田舎から出てきた娘が、やがて男から旨い飯をおごってもらうようになったら、牛丼みたいな粗食は食わなくなる」と言うような事を、吉野家の常務が講座で宣ってはいけません。
    吉野家は貧乏人の食べ物を提供して大儲けしている企業だと言っているのです。

  2. reporterより 

    生娘ではないが吉野家の牛丼を愛してきた人間にとっても「俺はシャブ漬けにされてたのか」と少々気分が悪い話ではある。

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