リベラルの夢 無智と無恥
《 欧州連合(EU)が原発を地球温暖化抑制につながる〝グリーン〟な投資先として認定する方針を打ち出した。
東京電力福島第1原発事故を経験した日本からすれば原発とグリーンは到底結びつかない。》
『原子爆弾により多数の犠牲者を出した日本』は核兵器を放棄すべき。
『地震と津波により原発が大きなダメージを受けいまだに復旧していない日本』は原子力発電所を廃止すべき。
戦後こんな論調で原子力の有効利用を罪悪視してきた日本人はあまりにナイーブすぎないか?
いや「戦争を否定し軍備を放棄した日本国憲法のおかげで戦後日本は戦争に巻き込まれなかった」などという幼児性は、救いようのない知性の衰退ではないのか?
「日本人だけが原発を有効な投資対象と考えるはずがない」こう主張するのが「他紙と比べれば多少ましな歴史観を持っている」と信じていた産経新聞とあっては何をかいわんやである。
自らの知性の低下に気づかず
「自国(?)の利益のために環境問題ですら利用する
欧州のしたたかさと狡猾さに騙されるな」
とは畏れ入る。
それも、核大国ロシアがウクライナに侵攻し、それを戦争によらず解決するため『経済封鎖』を実施し、それに反発したロシアの資源外交に脅かされるヨーロッパという現実を前にして「ヨーロッパの狡猾さ」とは。
これでは中国政府の意向を受けた提灯記事である。
産経新聞のこの記事の中で正しいのは
『外交を苦手とする日本は心してかかる必要がある」
という言葉だけ。だがこの文章には何のニュース価値もないこと明らか。
原子力発電は、現時点において日本の手足を縛るエネルギー政策において有効な唯一の手段である。
原爆の被害を受け、原発の事故を経験した日本こそ、原子力の平和利用と核兵器の廃絶に邁進しなければならない。
『日本のみが核兵器を放棄し原発を否定する』
誰がこんな記事を書いているのか知らないが、
リベラルのナイーブな自己陶酔を利用して
日本を破壊しようとする勢力はこの国から駆逐しなければならない。
死を恐れるあまり、不老不死の妙薬を求め、
のたうち回って死んでいった中華の王達と、
命大事のリベラリストの姿が重なって見える。
日本の5人の元宰相が、あろうことか自分達が推進した原発を
『絶対廃止』とスクラムを組んで世界に発信する様はナイーブではなく無智と無恥。
日本人としてこれ以上恥ずかしいことはない。
新聞や自称専門家と呼ばれるコメンテーターの逆をすれば日本は強く豊かな国になるだろう。どうもマスコミや専門家、特に何処らの大学教授は小銭欲しさに金主の都合に合わせて綺麗事を並べてるだけで何の役にも立たん。原発も日夜進化してるし福島の事故は原因もハッキリして短所も解ってる。その部分を誰も言わず自分の立場や地位を守りたい為に沈黙してる。何とも情け無い連中ばかりだ。それに加えて政治家も右へ倣えで思考停止してる。役人なんぞは事故保身が最も強力だし国民に奉仕する気なんてさらさら無い。日本の政治は民主主義の根本が崩れてる。だから国民がしっかりしなきゃ。