2020年12月15日

ジャブで一発KO?昔と何が変わったの?

ボクシングネタです。

11月にテレンス・クロフォードのKO劇で見せたパンチはサウスポー構えでの右ジャブ。そう確かに右ジャブなのだがその一発で相手のケル・ブルックはロープまで吹っ飛ばされた。立ち上がりはしたものもう戦う力は残ってなくてKO負け。

スローで見てもジャブなのにその威力は強烈な右ストレート。こんなパンチは始めて見た。まるで漫画の中の世界のような気がした。

 

こんな技ができるのはPFPのクロフォード以外にはいないだろう。
そう思っていたら、世の中広い。
クロフォードのパンチを彷彿とさせるジャブを持つ日本人がいた。

 

ロマチェンコを破り飛ぶ鳥落とす勢いのティオフィモ・ロペスに善戦した日本人ボクサー中谷正義だ。

12月12日、ラスベガスで行われたプエルトリコの星『フェリックス・ベルデホ』Vs中谷正義の試合でそれは起きた。
何とこの試合ベルデホは1回と4回にこれまでダウンしたことのない中谷から強烈なダウンを奪う。普通ならそれ1発で決まってもおかしくない美しく強烈なパンチだった。

ほぼ一方的な試合に興味を失いかけた7・8回中谷が攻勢に出て優勢かと思われるパンチ交換。
続く9回にそれは起きた。

しつこく攻め続けた中谷の左ジャブ一閃。

この一発でベルデホはよろよろとロープまでバランスを崩し倒れ込む。ジャブ一発である。
はっきりとクロフォードのあのジャブを思いだした。中谷の鮮やかすぎる逆転劇に誰もが驚いただろう。

こんな試合はめったに見れない。年間最高試合といってもおかしくない!多くの人が賛同するだろう!

 

日本ボクシング界に新たなヒーローの登場である。当然ロペスとの再選話が出るだろう。
大いに期待できる試合になるだろう。ぜひ再選をお願いします。


コメントする

投稿前の注意

  • 他の人に不快感を与える投稿や誹謗中傷するようなコメントはおやめください。
  • コメントを投稿する前によく読みなおして投稿しましょう。
  • コメント欄に入力できる文字数は500文字までとなります。