NPOほっとプラス
川崎市の似たような男性が無差別殺人事件を起こしたことが引き金になって、76歳の父親が、同居の『ニート・引きこもり・家庭内での暴言暴力』そして近隣住民とトラブルの絶えない息子(44)を殺害するという事件が起きた。
さて、川崎市の事件で、加害者に「一人で死ねと云わないで欲しい」という発言をしたNPO法人の代表理事の藤田孝典氏は、今回の事件ではどう言うのだろう?
殺人を犯した父親にを擁護するのだろうか?
それともニートの被害者・息子の方に同情的なのだろうか?
普通に考えれば先の発言は自殺した殺人犯に対する擁護だったので、今回も殺人者の父親に対して「あなたが悪いのではない。社会が悪いのだ」と慰めるべきだろう。
今回藤田氏はtwitterで、
「殺されても仕方がない人間は一人もいない――第三者機関に介入してもらうことが非常に重要である。家庭問題でも解決の糸口が見いだせないなら支援団体などの相談いただきたい。全ての命が尊重されるために。」
随分と当たり障りのない常識的な回答になっているが、よく読めば、”殺されても仕方がない人間は一人もいない”と今回は殺された「ニートで引きこもりの息子」の方への救済を訴えているようですね。
素晴らしい。『生活困窮者支援NPOほっとプラス』に相談すれば「ニートの子供大人の問題はなんとかなる」という力強いお言葉なのだ。
だが「殺されても仕方がない人間は一人もいない」と云いながら、現実に川崎の事件で、「要職にある社会人と未来のある小学生女児の命は奪われた」ではないか。この言葉と「人を道連れにするなら一人で死ね」という言葉どちらにリアリティーを感じるだろう?
また「『一人で死ねばいい』という言葉は類似事件を引き起こす」という藤田氏の言葉は真逆の形で現実になった。「人を道連れにするかもしれない息子」を親が殺すという今回の事件だ。この事件に藤田氏の言葉は影響なかったと言えるのか?
「一人で死ねと云わないで欲しい」と息子を断罪する事を否定された親が、「一人で死んでくれるならまだしも他人様を道連れにされては死んでも死にきれない」と凶行に走ったとは考えられないのか?
現実に起きた殺人事件に、有識者であれ何であれ『命・人権が第一という似非リベラリスト』がきれいごとで口をはさむ余地はない。
「殺人は許せない」「人を道連れにする殺人なんてさらに許せない」「いい年をした男なら仕事をしろ」「それができないのならNPOに相談しろ」「息子をきちんと育てろ」
ネットでは、現実に即したこの程度のことしか言わない方がいいのだ。
わたし的には、子供が44歳にもなって家庭から出て行かず働きもせず暴言・暴力を振るわれたら、まず警察に訴えるが、警察もまともには動いてくれないだろう。だから高齢になって息子から暴言暴行を加えられ、何の手立てもなければ、「このまま生きる意味はない。一緒に死のう」といって心中を強要しますね。
とかく家族関係というのは他人より難しい。他人の手助けは必要だろう。だが地域社会後崩壊した今それが難しくなった。
『生活困窮者支援NPOほっとプラス』さん、そのような家族を抱えた家庭をどのような方法で支援されるのですか?
これまで成功した対応等を全国的に公開していただけませんか?大いに参考になると思います。
テレビ等のマスコミに出て綺麗事を言う連中は全て偽善者だよ。弱者の味方面をしてるが実際には口だけ。今回の息子を殺した元事務次官は親の鏡だ。被害者を出すかも知れない原因を親の責任で除去したんだから。綺麗事しか言わない連中もマスコミも同じ穴のムジナだな。夢夢騙されん様にな。
ま、極論ですが松本人志と同意見ですね。マウントポジションを獲るために綺麗事で身を飾る人権派も、本当は心の中ではそう思っているのでは?