長谷川穂積復活!

長谷川輪穂積のボクシングは見ていて美しい。ボクサーの一つの理想形だと思う。
3階級制覇と引退を賭けて、WBCスーパーバンタム級王者ウーゴ・ルイスに挑んだ16日、
「35歳の元王者に奇跡は起きるか?」などというメディアの声を打ち砕く9回TKO勝利。
偶然のバッティングで、鼻血を出しながら戦ったチャンピオンのルイスには少々気の毒な試合だったが、この試合を見る限り、長谷川は現役王者として活躍できるセンスと技術を十二分に見せつけた。

9回ルイスのパンチが当たった。ぐらついてロープを背にした長谷川に、千載一遇のチャンスとばかり襲い掛かるチャンピオン。
これまでの長谷川の負け試合が頭をよぎる。「ここまでか・・・」、

だが予想は見事に外れた。
矢継ぎ早に繰り出すルイスの重いパンチをかいくぐり長谷川のパンチが面白いようにヒットする。
約20秒、攻め続けたルイスの方が、ついに耐えかねて後退し距離を置いた。ラウンド終了のゴングが鳴る。
次のラウンド、チャンピオンにコーナーの椅子から立ち上がる力は残っていなかった。

思うに長谷川穂積は華麗で強すぎた。
そのパンチのキレは鮮やかなKOシーンを演じてみせた。
観客は酔いしれたが、長谷川もまた酔いしれた・・・・・・。
必要以上に打ち合いに応じるスタイルに代わっていたのだと思う。

今回の相手は体も二回りほど大きいハードパンチャー(36勝32KO!)。
長谷川はそのボクシングセンスを、これまでより多く防御に割いていたと思う。

試合を決めた第9ラウンド。
これまでと違うのは攻めるルイスの方にダメージが蓄積していた。
長谷川はその大きいパンチをかいくぐり自分のパンチを打ち込む余裕があった。
それに尽きるのではないか?

これからも序盤から中盤まではアウトボクシングに徹し、相手にダメージを与え自分のダメージを最小にする。彼の技術なら十分にそれができる。「無理にKOを狙わなくていい」それならば長谷川の華麗なボクシングがもう一度花開くだろうと思う。


ついでのようで申し訳ないが、
バンタム級の『神の左』山中慎介選手が、前回微妙な判定勝利だったアンセルノ・モレノをKO。判って対策しててもその左で打ち砕く、この強さはやはり『神』ですね。


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